第三の法則 『自分のやりたいことを見つける法則』

「私たちがほんとうにやりたいこと ~その4~」

 

 ◎ 社会で働いている若者たちへ ①

 

私たちは日ごろ、私たちが求める 心躍るようなときめきやワクワク感を どれぐらい感じて生きているでしょうか。

社会で働き仕事に慣れてくると、 ふと日々の仕事や生活に 追われながらの生き方に、 「これからの自分の人生ってなんだろう」という、 疑問が湧いてきたりします。

 

そんなとき、 多く社会で生きている人の中には、 自分の目的が定まらず、 今生きている現状に満足できず、 「私がほんとうにやりたいことは何なのだろう」 と思いながらも、時間だけが いたずらに過ぎているのかもしれません。

私たちはこんな時、 自分の心の内に目を向けて考える習慣がないために、 多く自分の外から 心のときめきやワクワク感を 求めようとします。

 

今過去を振り返ったとき、 外から自分のニーズを満たそうとして、 そのときはハッピーかもしれませんが、 どれぐらい長続きがして、 自分のニーズを満たすために役立ったでしょうか。

多く私たちは、 日が立つと元に戻っている自分に はっとさせられたことが、 一度や二度あったのではないでしょうか。 このことは、つねに私たちが求めている、 幸せ探しとよく似ています。

 

メーテルリンクの『青い鳥』というお話を、 知っているでしょうか。

主人公である チルチルとミチルが、 クリスマスイブの夜に 夢の中で幸福の青い鳥を探す旅に出るお話です。

二人は幸せの青い鳥を探して旅に出るのですが、 結局見つからず途方にくれて家路に着きます。

そして二人が朝夢から目を覚ますと、 自分の飼っている鳥が 青色に変わっていることに気づき、 「幸福の青い鳥は我が家にいたんだ」と、 気づくというお話です。

 

このお話は、 「幸福は日常生活の中にこそ探すべきだ」と 教訓をこめて描かれた不滅の夢幻童話劇です。

私たちは、この『青い鳥』の物語のように、 往々にして幸せや楽しいことを 外に見出そうとします。

 

それはまるで、 「自分の周りには、 心ときめくワクワクするような幸せや幸福がないから 、私をそのように思わせてくれる人はどこいるの? そんな出来事はどこへ行ったらあるの?」 と思いがちになります。

時には、 そんなことを思い考えることにくたびれてしまい、 「誰か私を幸せにして頂戴!」、 「神様、どうか私に幸せをください」と、 祈願しているようなものかもしれません(笑)。

 

私たちの多くは、 自分の心の内に目を向ける 習慣がないという話をしましたが、 それは先程にも述べましたが、 自分の長所や強み価値という 価値判断する基準を理解し 受け取らず蔑ろにしてしまっているために、 答えは自分の心の内にあるとは感じられずに、 自分の外にあるものだと感じて探し求めようとするのです。

 

次回は、社会で働いている若者たちへ ②をお話します。

 

 

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