20140414やる気

 

 

 ◇Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代◇

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

「これからは、『やる気にさせる必要はない!』のです。
これからは、『やる気を持たせる』ことが大事なのです」

 

 

さて、日頃「主体性を持って」とか、「自主性を持って」とか、
また「主体的に」「自主的に」という言葉をよく聞きますが、
「主体性」と「自主性」とは、どう違うのでしょうか。

 

 

まず、「自主性」は、単純に「やるべきこと」は明確になっていて、
人に言われる前に率先して自らやることです。

 

 

やるべき事をいかに人に言われる前にやるかということなので、
自分で物事を考える習慣が付かず、反射的に行動をしてしまい
がちになります。

 

 

 

一方「主体性」は、様々な状況下においても自分の意志や判断で
行動し、何をやるかは決まっていない状況でも自分で考えて、
判断し行動することです。

 

 

また、やるべきことをやるだけにとどまらず、場合によっては、
今までやってきたことが効果的では無いからやめると判断する
ことも出来ることです。

 

 

主体的な人とは、
「目的は何かを徹底して明確にし、それを満たすために何をするかを
自分で考え、 リスクを承知で行動すること」ができる人のことです。

 

 

この2つの言葉の大きな違いは、
自分の頭で物事を考えるか、考えないかにあるのです。

 

 

「自主性」は自分の頭で考えなくてもいいですが、
「主体性」は自分の頭で考えなければなりません。
また「主体性」は、とった行動の結果について、
自分が責任を負うという要素が含まれてくるのです。

 

 

日本の社会は、やるべき事をいかに人に言われる前にやるという
「自主性」を育てる傾向にあると言われ、取った行動の結果に
ついて、自分が責任を負うという「主体性」は、身に付けて
こなかったと言われているのです。

 

 

(参考:9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方より)

 

 

つまり、ディズニーランドのスタッフが素晴らしいという背景には、
「自主性」は当たり前で、もう一歩踏み込んだ「主体性」に重きを
置いたということです。

 

 

その「主体性」を持って行動することが、

 

ディズニーのミッションである
「すべての人にハピネス(幸福)を提供する」、

 

それが『働く人にやる気を持たせている』のです。

 

 

次回は、まとめとして、
「主体的に子供にやる気を持たせるには」をお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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