『§まっすぐに生きるのが一番』
「第88話:「ポジティブな心を育む三つの心と五つの気」

 

 

哲也が意図しないまま「殺し文句」を言った瞬間から、哲也と優花はお互いを認め合った唯一の存在として、恋人同士の関係になった二人の物語。

 

 

前回優花のおばあちゃんは、

 

 

『三つの心』→『志』→『体験』→『学び』
→それが『自分を生きる力』
→そして『幸せに悔いのない人生を生きる』

 

 

のお話をした。

 

 

今回は、さらにその続きを話したのだった。

 

 

 

「『三つの心』→『志』→『体験』→『学び』
→それが『自分を生きる力』
→そして『幸せに悔いのない人生を生きる』

 

 

先の見えにくい時代だからこそ、
『幸せに悔いのない人生を生きる』目標を持って、

 

 

日々、『三つの心』→『志』→『体験』→『学び』
→『自分を生きる力』を身に付けていく。

 

 

このような自分らしく生きるためサイクルを持っていると、
人はもっと『どう幸せに生きるか』を自分に問い掛けて、
自分らしい人生を生きられるんじゃないかしらね」

 

 

哲也はおばあちゃんの話を聞きながら、
どう自分が幸せに生きるかのサイクルは
持ち合わせていないと思った。

 

 

「哲也さん、優花ちゃんと
“もっと幸せな人生を一緒に生きたい”なら
五つの気も知っておくといいわね」

 

 

哲也は今優花に思った気持ちを
見透かされていることに驚いた。

 

 

「五つの気ですか」

 

 

「チラッと優花ちゃんの顔をみて、
“もっと幸せな人生を一緒に生きたい”
と思ってもらったら話した甲斐があるわ」

 

 

「哲也、そんなこと思ってくれたの?」

 

 

「え、いや、まあ。
それより五つの気ってなんですか」

 

 

「一度は聞いたことがあるかもしれないけれど、

 

 

 『元気 やる気 勇気 本気 根気』

 

 

 その五つの気をつくりだすためにも、
 三つの心を忘れないようにしたいわね。

 

 

 『素直な心 真心 仏の心(ゆるしの心)』。

 

 

そして、『幸せに悔いのない人生を生きる』ためにも、
 時にゆったりと流れる時間に身を置き、

 

 

 『自分はこれからどうしたいのか』
 『どうすべきなのか』

 

 

 と自分に問い掛けながら、
 自分の未熟なところに気づいていましめる。

 

 

 それが、『ポジティブな心』を育むことになるの。

 

 

『ポジティブな心』を育むためにも、
 『三つの心』『五つの気』。

 

 

 それらがうまく循環して組み合わさること。

 

 

 日々の体験の中でそれらのことを積み重ねて行き、
 『私を生きる力』を身に付ける。

 

 

 そして、そこにはたくさんの『感謝』があることも
 忘れないようにしたいわね

 

 

哲也は思った。

 

 

日々忘れないようにしないと。

 

 

聞いた話はすぐに忘れてしまう。
書き留めてもそれを再び見ることはない。

 

 

繰り返し自分の中で毎日復唱し続けるのだと。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。
 

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