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「彼女を自由に。そして私も自由に。(後編)」

 

いざ、この思いを実際に書いて送ろうとすると、私は恐れが出てきました。

 

『勝手な思い込みによって余計に気まずくなり、これで関係が終わってしまうのではないか!でも、このままでも確実に関係がぎくしゃくするのは目に見えている…。じゃどうしたらいいんだ!!』と。

 

私は、彼女にどうしたらいいのか心の板挟みになってしまいました。

 

 

私は心を落ち着かせると、もう一度、『俺は彼女とどうしたいのか。』に立ち返りました。そして、私は何度も何度も自分の本心の気持ちを確かめ、アファメーションをしたときの気持ちに戻りました。

 

そして、私は思いました。 『この私の思いは、私の推測にしかすぎないけれども、腑に落ちるところがあって、このままぎくしゃくするよりも、自分が思っているこの本心を伝えた方がいい。』と思ったのでした。

 

私は文章を書きあげ、心を静かにして、腹を決め、そして、次のような文章をメールで送りました。

 

 

*******

親愛なるゆかへ

 

出逢ってはや数ヶ月が過ぎたね。この数か月は本当にゆかに助けられっぱなしで、本当に感謝してる。

今まで、ほんまに出来そこないくんの依存的わがままに、よう付き合い続けてくれたと思う。本当にありがとう。

これからはもっと地に足を付けた行動を取っていくと、意を決したところです。

ところで、このことははっきり伝えておいた方がいいように思えたので書きます。

 

俺は、ゆかの結婚相手やお付き合いする相手は、「今の仕事を辞める!」と決めさせてくれる魅力ある人なんやと思ってる。

だから、今、俺は彼女になってほしいとか告白することは考えてないし、これからも俺を互いを成長させてくれるソウルメイトだと思ってる。

俺がゆかに正式に自分の想いを伝えることができるのは、そう思わせる1回だけや。

ゆかがそう思えるように、もっと自分を律して自分自身を生きていく、ただそれだけや!!

これが、今俺の正直な気持ち。

 

ゆかはつねに自由でありいつでも選択権があって、それを尊重する気持ちは今もこれからも変わらん。

これから人を見る目のあるゆかが、もっと魅力的な人と出会ったとしても。

ただその前に、俺が魅力ある人であり続けるけどな!!

俺はやる!!結果を怖れず自分の人生を生きる!!

いつもありがとう

******

 

私は、彼女にメールを送信したあと、 『俺はこれでベストを尽くした。あとは彼女に選択する権利がある。彼女からの返事は、ただすべてを受け入れるだけや。』と、とても清々しい気持ちになっていました。

 

彼女の仕事が一段落付いたころなのか、19時前に彼女からメールがありました。そこには、次のように書かれていました。 『まさの力強いお言葉、しっかりと受け止めましたよ。ありがとうね。』と、彼女の気持ちを表現する絵文字付きで書いてありました。その他にも書いてありましたが、この言葉で私は十分でした。

 

私はこのとき、ほっとした気持ちもあったのでしょうが、それよりも晴れやかになにか『自由になったという気持ちになったのを覚えています。

そして、これで彼女の気持ちも『自由になったんだな』と思いました。

 

私は、彼女とのなにか乗り越えなければならない壁を一つ、乗越えたような清々しい気持ちになって、今まで以上に彼女との心の距離が縮んだように思えたのでした。

 

最近、この物語の7月14日に書いたことがあってか、はじめて彼女が仕事のことで気弱な言葉をぽつりぽつり。私にとっては、それは弱音ではないのだけれども、彼女にとっては「弱音を吐いてごめんね。」と、言うのでした。

 

 

さて、今回まで『奇跡の婚活物語』を書いてきましたが、書き進むにあたって『婚活物語』というよりも『恋愛物語』になってしまっているところも否めないと感じています。

 

ちょっとここで、本来の『婚活物語』というところに戻って、『婚活』について振り返ってみたいと思います。

 

この彼女との『奇跡の婚活物語』も引き続きお話ししていく予定にしていますので、合せて お楽しみいただければと思います。

 

あと、『心の底から自分らしく生きるメソッド(仮題)』の方も、お話しできるよう準備していきたいと思っています。

 

 

次回は、7月30・31日(火・水)に、ちょっと違う趣向の物語をと思っています。

そのあと、8月1日(木)には『手記 婚活について』をお話しする予定です。

 

 

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