20140414やる気

 

 

 

 

結果が目的になってしまうお話

 

 

結果が目的になってしまうことに、子供のテストがあります。

 

 

子供がテストを家に持って帰ったとき、
親はまずどこを見るでしょうか。

 

 

まず、点数を見るのではないでしょうか。

 

ここまでは、誰もがよくすることですよね。

 

 

 

気をつけなければならないことは、
親が点数にあまりにもこだわってしまうと、
子供も点数のことばかり考える「点取り虫」になってしまうことです。

 

 

言うまでもなく、点数という結果が目的のすべてになり、
それが子供自身の評価(親に愛される理由)になるからです。

 

 

小さいときの子供というのは、親の期待を一身に背負って
頑張ろうとします。

 

 

それが行き過ぎると、親の要求どおりの点を取りたいために、
子供は得てしてカンニングをしたり、悪い結果の出ている答案を
破って捨ててしまったり、隠したりするようになります。

 

 

これは、ウソをついたり、ごまかすことを知るように思い込んで
しまったり、言い訳をするようになってしまいます。

 

 

テストを親が見るときは、点数や子供の間違いだけに目を注がないで、
答えのできているものも、できていないものと一緒に、そのテストを
とおして、子供と共に話し合うだけの余裕が大切なのです。

 

 

そうすると、子供が、問題をどう解釈し、どう考え、どう解きほぐし
ていったかがわかるようになり、親子の信頼を深めることにもなります。

 

 

答えの善し悪しよりも、どう考えていったかということが、
人間のほんとうの賢さを深めていくのです。

 

 

子供のテストの結果をとおして、子供と話し合いをすることによって、
「自分の子供の本当の姿」を見つける余裕を持ちたいものです。

 

 

 

さて、とは言うものの、この子育ての考えは、多くの世の中の組織の
仕組みそのものであり、結果が目的になって、経過(プロセス)が
手段になりがちになります。

 

 

子育ても組織もそうですが、「~しなければならない」「~すべき」
という言葉が、日々の中で増えていき、気がつくと、子供や社員を
『やる気にさせる』ことに四苦八苦する結果を招いていくのです。

 

 

では、どうすればいいのでしょう。

 

 

それがこのブログのテーマ、
『(子供・若者に)やる気にさせる必要はない!』という、
違った視点でみる発想なのです。

 

 

次回からは、いよいよこのブログのテーマ、

 

『やる気にさせる必要はない!』
~子供・若者の未来を創る方法~

 

について具体的にお話をしていきたいと思いますが、

 

 

もはや、それは決して子育てだけの問題ではない、
社会全体の私たち一人ひとりの大人の問題でもあるのです。

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

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