20140414やる気

 

 

やる気にさせる必要はない!(第⑰話)

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

前回からの続きで、2)のお話です。

 

 

2)の考える力、想像する力が低下していることは、あまりにも便利でらくなものごとに慣れ親しんでしまうと、私たちは考えたり、想像することが低下していきます。

 

 

それは道理的な理性が低下し、らくで便利という自分の都合のいい欲でものごとを選んでしまうようになっていくのです。

 

 

さらにその欲は、自分をしっかり持っていないと、自分にとって得か損かで判断し、自己中心的な身勝手な選択をするようになっていくのです。

 

 

その欲を満たすために、待つという、我慢することができなくなってくるのです。

 

 

そして、そこから生まれるイライラ感は、自分さえよければ、人の事はどうでもいいと言う、人との思いやりやつながりを、切ってしまうことにもなっていくのです。

 

 

それだけ、自分を満たそうとする欲が勝ってしまうのです。

 

 

 

前回の1)とこの2)から言えることは、物欲が満たされる生き方がどんどん当たり前になって、もう今の時代、危惧ではなく危機を感じることは、それが日々の積み重ねによって習慣化され、知らず知らずのうちにそれが、その人の価値判断の基準になってしまうことなのです。

 

 

この心の習慣は、人間の欲とも絡みあい、目に見えないだけに、とてもやっかいなものになってきます。

 

 

そして、私たちがその価値観にしがみ付けばしがみつくほど、私たちは、理性をもって考えるよりも、欲に流された政治や社会の中で踊らされ続けていくのです。

 

 

それは、子供たちもまた、日々の中で親の背中(姿)を見て学び、若者も社会の大人たちを見て、知らず知らずのうちに少しずつ意識が刷り込まれていくのです。

 

 

この混沌とした時代だからこそ、変わりゆく過渡期の時代を生きているからこそ、もう誰かではなく、気づいた私たち一人ひとりが自分自身の生き方を問われだしているのです。

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。
 

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