もうやる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。

 

 

キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第4話:親が子供と一緒に成長するとは」

 

 

 

「親が子供と一緒に成長する」とは、案外わかっているようで難しいものです。

 

 

前回の子供が自分で何かしようとする時、なぜ親はつい口を出すような行動を、子供にとってしまうのでしょうか。

 

 

「心にゆとり」がないことが、その要因をつくるのですが、ここではもう少し心理学的な観点も入れて、お話したいと思います。

 

 

 

心理学的によく見えてくるのは、子供が上手くいかなかったり、失敗することを、どこかで親が見下すような気持があるからです。

 

 

「そんなかわいい我が子にそんなことを」と、言いたいところなのですが、表面意識ではそうかもしれませんが、隠れた心の潜在意識では、そう思っていることがあるのです。

 

 

さらに、親の心の深い無意識を探っていくと、ある一定の原因が見えてきます。

 

 

それは、親自身の意識したくない部分で、上手くできない自分、失敗する自分、評価されるに値しない自分、役に立たない自分を、許せなかったりしているのです。

 

 

だから、自分の分身のようなかわいい我が子だけに、自分が否定されているように感じて、子供にイラつくのです。

 

 

 

では、どうすればイラつかなくなるのでしょうか。

 

 

一見親がイラつくのは、目に見える子供のせいと思いがちになりますが、実は子供のせいではないのです。

 

 

イラつくのは、先ほど言った自分の中にイラつく原因があるのです。

 

 

親にイラつく原因があることを、子供の行動を通して、親が見せつけられているのです。

 

 

これを心理学では、「投影」と言います。

 

 

 

例えば、子供につい酷く怒ってしまったときに、言いすぎたとか罪悪感を持つのは、どこかで疲れていたとか、嫌なことがあったとか、自分に原因があることを知っているから、そう思うのです。

 

 

子供が道路に飛び出しそうになって、「危ない!」と声を荒らげて怒っても、言いすぎたとか罪悪感を持つことは、まずないのですから。

 

 

 

親も子供から気づき学び、一緒に成長するということは、子供に投影することを通して、親が自分自身に気づくことを言うのです。

 

 

このことを意識できると、親が子供からの気づきや学びを得ることは、自分の中に滞っていた問題をも解放され、癒されるという、一般的な常識を超えたものであることに気づくことでしょう!

 

 

だから、親が子供と一緒に成長することとは、同時に人が人を通して成長することを子供が学ぶ、生きる教育にもなるのです。

 

 

 

次回は、「子供に寄り添うとは」について、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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