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女性は永遠なる“美”の存在。

 

これからは長く背負ってきた時代の重荷を取り除き、
愛と幸せを分かち合う、あなたらしく輝いた人生の
生きる方法を綴っています。

 

 

「自分の存在がどんどん小さくなっていく」

 

 

相談に来た河野博子(仮名)さんと話していると、
今まで家庭のことはきっちりとやり、子育てや教育にも
熱心にやって来られたように印象を受けます。

 

 

実際に話をしていると、
昭和の家庭像とも言える「男が働き、女が家を守る」を
絵に描いたものでした。

 

 

まず、彼女が前に進むことを邪魔している
重荷を見ていくために、自分で認識している性格について
聞いてみることにしました。

 

 

 

「自分のことを自分で認識するために、
自分はどんな性格の女性だと思われますか」

 

「根は明るいと思います。そうですね、しっかりしている
方だと思います。娘には、慌てもので単純と
言われたりしますが。あと、けっこう自分でやらないと、
気が済まないところがあるかもしれませんね」

 

私のはじめの印象は、しっかりしていて、優等生のような
答え方をするので、隙がないと言うか、まじめでやや堅い
感じを受けました。

 

 

話していくと、明るくて積極性があって、
社交的な感じを受けました。

 

 

 

「50年以上今の自分と付き合って来たわけですけど、
自分の性格で今まで何か困ったことはありましたか」

 

「そう言われると、何かあるんでしょうけれども、
けっこう好き勝手させてもらって来たのかもしれませんね」

 

「娘さんが東京で仕事が決まって、ご主人も忙しくなかなか
家にいない状況で、張り合いがなくなった今の状態から
前のような状態に戻りたいということですね」

 

「そうですね、娘が生きる張り合いのようなところが
あったので、あの頃のように戻れたらいいですね」

 

「私もそう思います。答えは知っていて、知人の方に
誘われて行動しているにも関わらず、何が上手くいって
いないんでしょう」

 

「そこが自分でもよくわからないところで」

 

「今、自分がとても窮屈に感じますか」

 

「そうですね。何か自分(の存在)がどんどん
小さくなっていく感じですね」

 

「ということは、前の生き生きしていた自分から、今の
自分を小さくしていく原因をみつけていくと、何か答えが
見つかってきそうですね」

 

「それって、何かわかりますか」

 

「わかります」

 

「え、それって何なんですか」

 

「それは…」

 

「それは?」

 

次回に、お話したいと思います。

 

 

◇今日のポイント:

 

人は環境が変わると、今までのように振る舞っていた自分と
勝手が違う別の自分が出てきます。

 

そのギャップにストレスを感じるものなのですが、
それを受入れると、次への人生のステージに上がれるのです。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。
 

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