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『§自分が自分であることが幸せ』
「第32話:スイカの種売りに激怒する俳優Mから学ぶ人間関係③」

 

スイカ

 

 

 

 

 

 

前回、私たちは一方的な思いによる『誤解』を生むことが
多くあり、それは『誤解』を生む私たちが気づかない
心のメカニズムがあるからと言うお話をしました。

 

 

今回は、その『誤解』を生む原因である
気づかない心のメカニズムのお話をしたいと思います。

 

 

 

前回、向井さんがスイカの種売りの男性に激怒した
理由についてお話をしました。

 

 

それは、向井さんが自分の思いや家族の思いを
スイカの種売りの男性に踏みにじられたと思ったから
と言うお話をしました。

 

 

でもよくよく考えて見ると、
事はもっとシンプルだったのではないでしょうか。

 

 

もしスイカの種売りの男性が、
スイカの種の育て方を知っていたなら。

 

 

事はすべてうまくいっていたかもしれないのです。

 

 

では、なぜ私たちは、このような『誤解』を生む
人間関係を引き起こしてしまうのでしょうか。

 

 

それが今回の本題です。

 

 

 

それは『期待』していた答えを
もらえなかったからです。

 

 

“えっ、そんなこと?”
と思うかもしれません。

 

 

そうなんです。そんなことなんです。

 

 

なぜそうなってしまうのでしょうか。

 

 

 

私たちはよく期待し、期待されたりします。

 

 

小さいことから大きいことまで。
取るにたらないことから強い思いまで。

 

 

実はこの『期待』への思いが強ければ強いほど、
人は期待が裏切られると腹が立つのです。

 

 

 

例えば、親が勉強しない子につい怒ってしまいます。

 

 

それは子供に愛情を注ぐ親の『期待』があるからです。

 

 

その強い『期待』を、子供にとりたてて考慮する必要が
無いものとして扱われた(無下にされた)と思うから、
腹が立つのです。

 

 

そして、ここはポイントです。

 

 

実は自分が強く『期待』しているのに、
相手が思うとおりに振る舞ってくれないことへの
『期待』に応えてくれない怒りではありません。

 

 

『期待』の言葉に隠れている『真意』に対して、
とりたてて考慮する必要が無いものとして扱われた、
と思うから腹が立つのです。

 

 

私たちは、ここをごちゃ混ぜにするのです。

 

 

相手が思うとおりに振る舞ってくれないことに
怒っているのではないのです。

 

 

『真意』を無下に扱われたと思ったから
腹が立つのです。

 

 

 

そして、ここに気づいてほしいのです。

 

 

私たちのそんな期待している『真意』(自意識)は、
以前自意識のところでも話しましたが、
普段『無自覚』なのです。

 

 

だから、自分でも怒っていることへの
明確な真意をうまく説明することができないために、
言われた相手は真意を理解することができず、

 

 

感情的だと思われたり、言いがかりや機嫌が悪い、
言い方がきつい、思いやりがない、性格が悪いなど、
人間関係に『誤解』を生む原因をつくってしまうのです。

 

 

このような話をすると、人間関係は面倒でややこしいと
思ってしまうかもしれませんね。

 

 

相手のことを理解することは大切とわかっていても、
相手の真意まで理解するのはいつもそう簡単ではないと、
思うかもしれません。

 

 

でも、本当はそうではないのです。

 

 

私たちが難しくさせているのです

 

 

では、どうすればこのようなことにならずに、
人間関係に『誤解』を生まなくて済むのでしょうか。

 

 

それは次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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