第一の法則『自分の中にある可能性にきづく方法』

 「自分の中にある可能性に気づこう ~その2~ 」

 

私が、初めて会った彼の印象は、どこか自信なさ気な、 「とりあえず就職します」と言う感じがしました。

 

正直あまり就職活動に対して、熱心な様子ではありませんでした。

 

私は、彼のいいところはどこだろうと思いながら、 彼の長所や強みを聞き始めました。

 

しかし、緊張していたせいもあってか、 ほとんど具体的な話が出てきませんでした。

彼は私に、「今までたいしたことしていませんから・・・」と、 申し訳なさそうに言いました。

 

私は、何とかして彼の強みを見つけたいと思いました。

 

話を聞いていくと、 彼は、たこ焼屋で二年ぐらいアルバイトをしているということでした。

 

私は、彼に質問して見ました。

「たこ焼屋のアルバイトで嬉しかったこととか何かあった?」。

 

すると彼は、

「お客さんにおいしかったって、言ってもらえたことですかね・・・」と、

自信なさげに返事が返ってきました。

 

本来この言葉はとても素晴らしいことですし、

この言葉があるからまた次がんばろうと、 今までの苦労が報われたりするものです。

 

彼も心からそう思ったと思いますが、何か伝わってこないのです。

 

私はまた聞いてみました。

「(お客さんに)そう言われて、なんでそう思ったのかな?」という質問に、

彼は、「う~ん」と言うだけで言葉がでてきませんでした。

 

私は彼との会話の中で、 彼の自信なさげのしゃべり方もそうですが、 言葉が出てこないのは、自分の長所や価値をわかっていないからだと思いました。

 

そして日頃から自分のやっていることをあまり意識して考える習慣がなく、 アルバイトのたこ焼の焼き方などについても、 あまりコミュニケーションを取っていないように思いました。

 

私は彼との会話から、ただ言われたことをして、 すべてに受け身的にものごとを消化していることがわかってきました。

 

私は、彼に気づいてもらうために次のような話をしたのでした。

 

「自分の中にある可能性に気づこう ~その3~」は次回にお話しします。

 

 

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