6月13日 『奇跡の婚活物語』
「初の食事デート」
彼女からのとてもいい反応のメールが返ってきたことに気をよくした私は、急激に彼女との距離が近くなったような気がして(それを幻想と呼ぶのである、とはここでは禁句!笑)、彼女に会いたくなったのだった。
彼女との何日かのメールでのやり取りの後、私は自然と彼女に食事デートに誘った。断られるかもという思いも少しよぎったが、嬉しいことに彼女は仕事の時間を調整してくれて、すんなりと食事デートの約束ができたのだった。
当日、彼女と待ち合わせをして、ちょっとこじゃれた創作料理店に行った。私は、彼女と待ち合わせて会ったときから何か不思議な感じがして、乾杯もそこそこにした後、そのままの気持ちを彼女に言ったのだった。
「まだ会って二回目やのに、なんか前から知ってて何回も会ってるみたい。」
「そうやね、なんか変な感じやね。はじめて会ってから、まだ1週間やね。」
「ほんまやな。もう2、3ヶ月も経っているみたいな感じやな。」
「ほんまに変な感じやね。」
そんな嬉しい会話をしながら、話は私が無理やりに近い形で送った物語の話にもなり、
「ほんま文章上手やよね。私、小説とか読まない人やけど、そんな人でも飽きずに読める文章作れそうな感じがするわ。」と。
彼女がそんなようなことを言った言葉に、
「そんなこと言ったら、調子乗ってこれから物語書いて(メールで)送るで。」 「ええよ。あんな感じやったら読みたい。」
私は、そんな彼女からの嬉しい言葉を心に秘めながら、いつか書いてやろうと思ったのだった。
この日の彼女との会話は楽しく、何を話したか思い出せないぐらい終始話が盛り上がり、気がつけばもう帰るにはいい時間になっていた。
こんなときは、本当に時間が経つのが速くて、まだ感覚では1時間半ぐらいと思っていたら、3時間が過ぎていたのだった。
彼女は、仕事は大阪市内だが、住まいは他県の実家の近くで一人暮らしをしており、帰りの時間を考えるといい時間だった。
二回目の食事デートもそんな感じで、あっという間に時間が過ぎ、気がつけばもう帰るいい時間になっていた。
二回目の時に私は、はじめて彼女に会ったときの気持ちを伝えた。
「はじめて会った日、なんかめっちゃ波長が合う人やな~と思ってん。」
「そうなん、私もしゃべりやすくて、ほんま波長が合う感じがするね。」
私は彼女のその言葉を聞いて思わず『これってお互い運命の人かな!』と浮かんだ気持ちを言いそうになったが、さすがに言葉を飲み込んだのだった。
私の中では、彼女にもう確信に近いぐらいの“運命”を感じていて、彼女の醸し出す柔らかいオーラと心に沁みわたって癒される彼女の声に、私はすっかり魅かれていたのだった。
しかし、三回目の彼女とのデートで、私はこの有頂天になっている気持ちが、彼女に考えられないとんでもないことを言ってしまうのだった。
次回6月16日(日)「とんでもない一言」につづく。
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