第四の法則 『運を味方につける法則』

「自分にいい流れをつくる方法~その6 最終話~(前半) 」

 

昨日の『奇跡の婚活物語』で、

「私たちは何度も自分らしい状態を体験している」 というお話をしました。

 

でも、「長続きしないんですよね」と。 今日はそのお話をしたいと思います。

 

結論から言いますと、

自分に落とし込んだ自分軸という価値観から、

「幸せなこと、わくわくすること、気分がいいこと」という、

自分らしい状態を体験していないからです。

 

自分軸という価値観とは、

自分を律する人生哲学そのものであり、

『人を自分のように大切に思う心、助け合う心、 感謝する心、正直で素直な真心』

といった、人間の本質的な価値観ということでしたね。

 

つまり、長続きしないのは、

「幸せなこと、わくわくすること、気分がいいこと」という価値観から、

自分らしい状態を体験しているのではなく、

 

「○○○すれば、幸せになれる。わくわくなれる。気分がよくなれる」

という価値観から、自分らしい状態を体験しているのです。

(○○○に入るのは、多く恋人、結婚、お金などですかね)

 

この「○○○」という条件付けをすることは、

自分にとって都合のいい状態になれるかを主観に置いた考え方が多く、

それは、物質的価値観そのものの考え方なのです。

 

 

なぜ、そのようなことが言えるかといいますと、

「幸せをつかむ婚活:自分らしい婚活をⅠ」でも触れましたが、

 

今、私たちの生活は、物が余るといわれるぐらい物質的に豊かになり、

技術の進歩により利便性が向上し、様々なことが効率化されて行き、

そのことで私たちはたくさんの恩恵を受けてきました。

 

しかしその反面、恩恵を受けた有難さは薄れていき、

いつしか「心」よりも「便利さや効率」が重視されるようになり、

 

我慢や辛抱(程度にもよりますが)をするよりも、

いかにらくをして楽しいことが手にできるか、

自分にとって都合のいい状態になれるかという主眼に、

考え方を置くようになってきたからです。

 

だから、 「○○○すれば、幸せになれる。わくわくなれる。気分がよくなれる」

と思っていると、私たちが与えられた物欲に満たされて、

しばらくしたらその物事に飽きてしまうように、

『自分らしい状態も、長続きしない』のです。

 

 

もう少し例を出して、シンプルに言いますと、

例えば、エルメスの財布があったとします。

 

「エルメスの財布を持てば、私は○○になれる」 という

条件付けした価値観や発想からではなく、

 

「このエルメスの財布は、フランスの革製品のメーカーのもので、

もともと馬具を作っていただけあって本当に丈夫で長持ちする上に、

一生使えるようなシンプルで気品があって、オシャレで洗練されたデザイン。

だから、そんなエルメスの財布がほしい」という価値観や発想、

 

「私がこう思えるから、こうする」という価値観からくる 考え方や発想で、

ものごとを捉える生き方が大事なのです。

 

「こう思える」ためには、自分軸となる価値観が大切になってきます。

 

「丈夫で長持ちする上に、一生使えるようなシンプルで 気品があってオシャレで

洗練されたデザイン」と思えるのは、 エルメスの製品に作り手の思いが感じられる、

自分軸という価値観を 持っているからそのように思えるのではないでしょうか。

 

 

私たちの今の時代は、 物質的価値観と精神的価値観が混在している時代です。

だからといって、物質的なものが悪いわけではありません。

 

これからの時代は、 物質的な価値観に心を奪われ、ものごとに流されないためにも、

 

人を自分のように大切に思う心、助け合う心、感謝する心、 正直で素直な真心

といった、人間の本質的な精神性を高め、自分を律する価値観を持って、

理性的に決断できる生き方が、 とても大事になってくるのです。

 

「私がこう思えるから、こうする」と思える、 自分が決めて選択した

自分の言動に責任を持った生き方が とても大事になってくるのです。

 

『自分にいい流れをつくる方法~その6 最終話~(後半)』につづく

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です