メソッド実践編:「いい状態を保ち続けるために」
◆心の底から自分らしく生きるメソッド◆
「光曉和尚の愛と心のセラピー物語」
~私、自分らしく人生を生きます~
※はじめてこられた方は、
この物語の『登場人物』・『あらすじ』を 先にお読みいただければ幸いです。
§ いい状態を保ち続けるために
前回、和尚は『心の五本の矢』の言葉の実習を終えて、各々に今感じている価値を伝える実習をした。そして、トリに誠から有里と瑞枝の女性に価値を伝えてもらった。彼女らは、誠からの価値を素直に受け取っていたのだった。
今回は、実習を終えて精神性の波動が高い状態で、彼らはとてもいい状態だったが、しばらくは日々の生活に戻っても続くだろうが、現実の社会の中で生活をしていくと、どうしても様々なことに影響されるとエネルギーが落ちていくことを、和尚は経験からわかっていた。
そこで、影響を受けてエネルギーが落ちたときに、どう自分軸に戻していったらいいのかを話したのだった。
「さて、みなさんとてもいい感じですね。今のこの状態が、らくで自由で安定した幸せ感に包まれた自分軸、自分のセンターだと思ってください。そして、その今の自分を信頼してください。これがあなたらしい状態であると。
今、景色のいい高台から見下ろしているときに感じる、あのわくわくして爽快で開放的な心が晴れ渡るような状態に似ているのではないでしょうか。
私たちは、みんな知っているんですよね。その心の状態が自分らしいと。だからみんな、楽しいことやそのような場所につながりにいくのです。
そのような場所につながりにいって、そこで英気を養って、また『頑張るぞー!』と思えて自分の気持ちを高められているときはいいいのですがね。
でも、今は、情報が過多になり、心が疲弊していくとても生きにくくなっている社会で日々もまれていると、そこにつながりにいかないと『頑張れない』と思ってしまうことが多いんですよね。
そうなってくると、知らず知らずのうちに、心が疲弊する社会で生きるために、英気を養うような生き方になってしまっているのです。
本当は、英気を養ったような自分がいつも自分の中心であり、そんな自分がこの現実の世の中で生きているはずなのに、そこで心のバランスが乱れたことを調整するために英気を養っていたはずなのに、考え方がまったく逆になってしまっているのです。
そこには、『自分が』という自律的な動機ではなくて、『自分以外の誰か、仕事、社会が』という他律的な動機で生活をしていくと、自分の中心からずれた状態が続いて苦しくつらくなるのです。
今みなさんは、自律的な動機の状態にいます。でも、また社会の環境にどっぷり浸かって日々追われていく生活を繰り返していくと、知らず知らずのうちに他律的な動機の自分に戻っていきます。
みなさんには、せっかく自分軸を再び取り戻した状態を体験したのですから、その状態でこれからは生きていってほしいし、影響されることがあっても、いつも思い出してここに戻ってまた様々なことにチャレンジしていく生き方をしてほしいのです。
これからみなさんに起こり得る情況をお話しておきます。この場から帰って現実の生活に戻ると、何かしらのストレスを感じます。ストレスは生きている限りなくなることはありません。
みなさんはしばらくこの状態を保っているので、笑ったり楽しいことをしたり美味しいものを食べたりして、気分転換してストレスを解放できます。
でも、これから生きている限り問題や課題といった強いストレスを感じることがあります。そんなときは、不安からエネルギーは落ちます。そこにどっぷり使っていくと、悪循環を引き寄せてさらにストレスが溜まっていきます。
ですから、この状態を保っていくには、メソッドの実習でした、体を使ってそのストレスの感情を解放していくことをしてください。簡単な方法ですよね。いつでもどこでも、緊急の場合は、トイレの個室に籠ってもできる方法です。
悪循環で重いストレスになる前に、気分転換できる軽いストレスの状態で解放する習慣を身に付けていってください。そして、気持ちが解放された状態で、ストレスになった問題・課題を見てください。
そのいい状態が自分の中にあると、問題や課題への解決策やアイデアや、またその解決策を引き寄せて来るのです。それは、誰かのアドバイスかもしれないですし、自分から解決策を求めにいこうとする気持ちにさせるのです。
私たちは、問題や課題、苦境になったときに、そこに家族、友人、知人など知恵者の力を借りて私たちは生きているのです。
だから、私たちは多くの人に生かされて生きているのです。感謝が生まれるのです。
そして、もう一点。今、意図的にみなさんの内なる力でこの状態を作ったのですが、このままなにもせずに生きていると、徐々にエネルギーは落ちてきます。
それだけ、みなさんが住む社会はストレスの影響を受けやすい環境で生きているのです。
それを保っていく簡単で日々作り続けていける方法が、『ありがとう』の実習なのです。この『ありがとう』の実習が身につけば、強力な波動のポジティブな言葉ですから、今のこの状態を保っていくことに役立ちます。
今のこの状態を、下から押し上げるような支えるイメージを持ってもらったらいいと思います。
ですから、問題や課題や苦境でエネルギーが落ちることがあっても、気分転換できるレベルでそれらの感情を解放すると、客観的にそれらの問題を見て対処する知恵や発想が生まれるのです。
そして、こらから私たちは日々成長ですから、そのための様々な問題・課題と出会います。繰り返しこのサイクルの方法を体に身に付けると、不思議な発想をしている自分がいます。
それは、問題や課題が来た時に、『自分が成長するために、この問題や課題は私に何を学ばしてくれるのだろう。何を気づかせてくれるのだろう』と、そんなふうに思える自分がいるのです。
嘘のような話ですよね。私たちが知らないだけで、そう思える生き方をしている人は、たくさんいますよ。私が知っているだけでも、そのように生きている人は、本当に人生を楽しく生きています。
とてもエネルギッシュで、その人たちと一緒にいるだけで元気をもらいます。こらからは、みなさんがそうなる番です。
もうこの21世紀という心の時代は、そういう生き方をする時代なのです。
最後に、今の状態を保つために、体を使ってネガティブな感情を解放する方法と、ありがとうの実習を続けて身に付けてください。そして、今やりたいと思っているその気持ちを大切にしてください」
和尚はそう言って、実際に使えるように、有里や瑞枝や誠にあえてエネルギーを落すような問題や課題を言って、そこから体を使ってネガティブな感情を解放して客観的に見れる状態をつくった。
そして、どうしたらその問題や課題に対応していったらいいかと、問題解決、行動を起こすレベルまでの一連の流れを模擬体験してもらったのだった。
これでメソッドの実習が終わり、2週間後にもう一度再会することになったのだった。
いよいよ9月1日から書きはじめたこの物語も終わりに近づいてきました。
明日がラスト2で、25日が最終回です。
つづく
次回明日12月24日(火)は、
メソッド実践編:「大人の青春を生きるだね」をお話します。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。 心より感謝いたします☆
※この物語は、実話にもとづいたフィクションであり、登場する人物など、実在のものとはいっさい関係がありません。
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