“心の底から自分らしく生きるメソッド”

『ありがとうの効果と秘訣』』 (ありがとうの達人のなり方)

§ なにかをやりはじめたときに陥る罠

 

 

前回は、「ぶれない自分が人生を生きやすくさせる」ということで、
「ありがとう」を習慣化させてポジティブな波動を高めていくと、
自己肯定感も高まってぶれない自分軸をつくりものごとを主体的に
捉えるようになるというお話しました。

 

 

今回は、なにかをやりはじめてしばらくすると、気持ちが萎えてきて
長続きしないように、この「ありがとう」をやりはじめた頃に、
こんなふうに思う罠に注意してください、というお話をしたいと思い
ます。

 

 

例えば、ある女性が、「まあ言われたので取りあえずやってみよう」
と、今日あったことを5つ思い出してこの「ありがとう」を毎晩寝る
前にやりはじめたとしましょう。

 

 

すると、多く5つ思い浮かばなかったり時間が掛ったりして、なに
か心がすっきりしないような気持ちを覚えます。

 

 

そう思うと、「やっていて、本当に効果があるのかな」とか、

 

 

「『ありがとう』って、当たり前の言葉をこんなふうに言うって
なんかね、嫌な感じ」

 

 

「なんか『ありがとう』を思い出しても浮かばないし、気分が悪く
なってくるな。これって当たり前なことなのにわざわざやる必要
あるの?」と、そんな気持ちになったりします。

 

 

一般的には、やったことへのやる気にさせる効果や結果がでない
ことや、取りあえずとやらされている感が萎えた気持ちにさせます。

 

 

また、頭(表面意識)ではやろうとしても、心の中(潜在意識)では
やっても・・・と、どこかで不信感を持っているとそれがブレーキの
ようにもなります。

 

 

きっちとしたそれをやる目的が明確でなく、100%コミットしてい
ないこともその理由になります。

 

 

ここでは、さらにこの「ありがとう」をすると、なぜ嫌な感じや気分
が悪くなってくるのかをお話したいと思います。

 

 

なぜ、そんなふうに感じるのでしょうか。そう思うと、もう次の日に
したいと思わなくなってしまいますよね。

 

 

私たちは日頃、「ありがとう」という言葉は、相手に向かって言うこと
が多いと思いますが、「ありがとう」と思い出すことは、自分の頭の
中で自分に意識が向いています。

 

 

そうすると、嫌な感じや気分が悪く感じるのは、「ありがとう」が
浮かんでこなかった自分に嫌悪しだしているのです。

 

 

それは、「ありがとう」という言葉が、人としてとても大切な言葉だ
と強く経験で知っているから、その反動でその言葉が出てこないこと
への後ろめたい責めを無意識に感じるのです。

 

 

そんなときの心は、ネガティブになっていますから、ネガティブは
ネガティブを引き寄せるように、自分の中の自分を嫌っていたり、
責めていたりする部分にも反応し合って、余計に気持ちが重くなって
いくのです。

 

 

「こんな自分はダメだ」と無意識に気分が悪いと思っているときに、
「ありがとう」って思おうとすると、余計に気分が悪くなるだけな
のです。

 

 

例えると、腹が立ち怒って火を噴いているときに、「あなたは優しい
人だから」と言われると、「なにが優しいじゃ!」と、「優しい」と
いう言葉にも腹が立つのと同じことなのです。

 

 

もう一つ別バージョンでの「ありがとう」のお話をしますと、以前私
たちの多くは、過去の時代からみてもネガティブな思考パターンを持
っているというお話をしました。

 

 

そんな状態のところに、一人でただ「ありがとう」を何十回何百回
何千回も言いはじめたりすると、「こんな自分になにが『ありがとう』
だ!」と無意識に強く思ってしまい、かえってネガティブな感情に落ち
て気分が悪くなることもあります。

 

 

また、あまりにも急激にネガティブなところに強力なポジティブな波動
を入れていくので、一時的に強い衝撃を受けたときに感情が凍りつく
ような感覚やなにも感じない無感覚状態になることもあります。

 

 

この状態を一人で感じるのは本当につらいことで、そのような意味では、
人生を変えるぐらいの強いコミット(決意)がないとできないことなの
です。

 

 

多くその感情を感じるとその恐怖に、もう二度とこの気持ちを感じたく
ないと止めてしまうのですが、それを乗越えて続けた人は、本当に立派
です!本当に凄いことだと思います!!

 

 

ただ、自己ヒーリング(癒し)の観点から言いますと、「ありがとう」
の言葉を重ねることで、強いポジティブな波動をつくっていきますので、
それだけ強力な心(潜在意識)のネガティブな部分を思考(表面意識)
に浮かび上がらせて早く変容させる絶大な効果がありますが、はじめは
心を慣れさすためにも徐々に回数を増やしていくことが肝要です。

 

 

この「ありがとう」をやりはじめた頃に、こんなふうに思う罠に注意
してください、というお話をしてきましたが、もしそんなふうに感じた
場合は、出なくてもいいのです。

 

 

やらずに大きく深呼吸などして、忘れてそのまま寝てください。また
明日以降に、やりはじめても遅くはありませんので、
「~しなければならない」と思わずに、気楽にやっていってください。

 

 

次回は、もう少し具体的にそうなったときに、どうやってその感情から
抜け出せばいいのかをお話したいと思います。

 

 

最後までお読みいただきありがとございます。

 

「ありがとうの効果と秘訣のやり方」

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