昨日からの続きで、私たちの生きる本質である、

 

 

「人の役に立ちたい」
「人の喜ぶ笑顔がみたい」

 

 

を学生の就職活動の自己PR文から見てみると、
心に響くある一つの共通点があることに気づいたのです。

 

 

それは、一言で言うと「感謝」です。

 

 

文章の中に直接「感謝」という言葉があるわけではないのですが、
「有り難み」や「人のおかげ」という「感謝」が文章から伝わって
くるのです。

 

 

例えば、なにかにチャレンジして成し遂げたり、
困難や人間関係で悩んで乗越えたり、
人に教えてもらったり気づいたり、

 

 

そこには、支えてくれた人や励ましてくれた人、
見守ってくれた人、悩みや話を聞いてくれた人など、

 

 

「自分は多くの人に支えられ、助けられて生きていること」
体感した経験が、伝わってくる文章なのです。

 

 

そこには、強い「感謝」の体験があるのです。

 

 

だから、「感謝」という気持ちのこもった言葉が言霊に
変わるかのように、私たちの心に響くのだと思います。

 

 

そして、「自分がそうして助けられ生かされてきたように、
今度は自分が人のために役立ちたい、恩返しをしたい、
人に喜んでもらいたい」という奉仕の気持ちが湧いてくる、
これが人として本来持っている自然な摂理な気がします。

 

 

 

「ありがとう」という「感謝」の言葉は、
誰もがその大切さを知っています。

 

 

されど、「ありがとう」の語源である「有り難い」という
「有り難み」を、私たちは決して私たちの意識から忘れさせて
はならないのです。

 

 

 

近い将来、こんな若者の会話を耳にするかもしれません。

 

 

「自分、『ありがとう』の言葉、“ぺらいな”」と。
(お前の「ありがとう」の言葉、うすっぺらいな)

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。
 

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