昨日近い将来、若者のこんな会話を耳にするかも…。

 

 

「自分、『ありがとう』の言葉、“ぺらいな”」
(お前の「ありがとう」の言葉、うすっぺらいな)

 

 

と、そんなことをお話しました。

 

 

実は、若者がこのような会話をしているのは、
私まだ耳にしたことはないのですが、この言葉はなんと、
“家庭”で起こっていたのです。

 

 

この春めでたく中学生になった一人っ子の愛娘。

 

 

ちょっと、大人になったように背伸びして、
言葉も急に大人ぶったような会話をしてみたり。

 

 

この家族では、お母さんが「ありがとうの効果と秘訣」
共感してくださり、日々娘との会話では意識して使うように
していました。

 

 

食事の後に、娘が自分の食べた食器を流しに持っていくときも、
「そこに置いといて」と言っていたのが、

 

 

「ありがとう、そこに置いといて」と、会話の端々に「ありがとう」
の言葉を自然と言うようになったそうです。

 

 

 

「前中さん、娘に言われたわ。
『お母さん、最近イライラせんようになったな』って。
私、そんないけずそうに見えた?」

 

 

そんな振りをされたら、私も返答に困ります(笑)

 

 

「さあ、旦那に聞いてみたら。確かに丸なったかな」

 

 

「そうなんや・・・」

 

 

「思い出したわ。この間、私は日頃『ありがとう』を
確かに意識するようになってんけど、娘が夫に言うんよ。

 

 

「お父さんの『ありがとうぺらい』って。
はじめなんのことがわからんかってんけど。

 

 

ようは、夫の『ありがとう』は気持ちが籠ってないって。
娘が言うには、『挨拶』と変われへんって。

 

その晩、娘にそんなふうに言われて、けっこう凹んでたわ」

 

 

 

これって、私たちは知らず知らずにやっていたりします。

 

 

それは、照れという恥ずかしさがそうさせてしまったり。
はたまた、とりあえず「ありがとう」を言っておけば関係が
悪くなることはないと思い込んでいいたり。

 

 

そう言えば、以前ある知人の女性が、
「主人に『ありがとう』って言われたら、ムカッてくるねん」と。

 

 

 

「ありがとう」は『感謝』という言霊。

 

 

まさか、「ありがとう」の言葉まで、「有り難い」という気持ちからの
言葉ではなくて、『当たり前』になってきたとか。

 

 

子供は、親や社会の大人を見て社会的価値観を育んでいくだけに、
それが本当なら『くわばらくわばら』です。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

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