20140414やる気

 

 

 

 

 

 

『子育てに正解はないと言うけれど』

 

 

子育てに正解はないとよく言いますが、そうは言っても子育てには
心配がつきもので、特に乳児期にはついつい先のことを気にしすぎて
子育てをしてしまいがちになります。

 

 

そして、わかっていても様々な育児書を読んでいると、
「子育ては何歳にこうなっていないといけない」という正解を
知りたくなってしまうものです。

 

 

それが、またそうならないことへの心配ごとを増やすことにも
なってしまいます。

 

 

こんな話があります。

 

 

お母さんは、赤ちゃんに一生懸命育児書などを参考にしながら、
日々子育てに励んでいました。

 

 

日々不安になりながらも、自分を信頼してわずかな子供の成長の変化に
喜びを感じながら育児をしていました。

 

 

あるとき、同じような年齢のお母さんたちと一緒になる機会があり、
そのとき自分の子供よりも言葉をしゃべったり、立って歩き出した話を
聞きました。

 

 

それを聞いたお母さんは、自分の子供の発育が遅いといことに焦りを感じ、
悪いことに自分の子供が他の子よりも劣っていると感じてしまいました。

 

 

その日から、その家庭に笑顔がなくなってしまった、というお話です。

 

 

 

そんなとき、あるおじいちゃん先生が、お母さんの耳元で囁きました。

 

 

「子育ては、不安で大変かもしれないね。だから周りに影響されてしまいがち
になるかもしれないけれども、親がしっかりした生き方をもっていることが
一番大事。

 

 

その一番大事な生き方とは、

 

 

『子供が、親が、家族が笑顔になる生き方』ではないですか。
それが、お母さんが一番望む幸せではないですか。

 

 

それをいつもどこかで思っていると、私たち人間は未完成だから、
親も子も一緒に成長できるのかもしれないですね。

 

 

それが子供の目線でものごとを見る助けにもなって、
一緒に答えを見つけながら、子供が自分でなにかをする自立心を育む
ことになるのかもしれませんね」と。

 

 

昔、ある小学校を定年退職された先生が言っていました。
『教えようとするのではなく、
 子供と共に育っていくことに努力してきた教師生活だった』と。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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