20140414やる気

 

 

 

いくメンブームの裏側で

 

 

育児を積極的にする父親のことを「いくメン」と呼ぶ。

 

 

女性が社会で働けることが当たり前となった今、子育てを協力し合って
するのはごくごく自然な流れかもしれません。

 

 

それでもまだまだ現実の社会は、男性社会と言われているところがあり
ますが、「いくメン」という言葉が少しずつ社会に認知されだしている
ことは事実だと言えます。

 

 

昔々は、男性が働き、女性が子育てをすることが当たり前という時代が
ありました。

 

 

それは、男性の保父本能として狩猟などをして給料を稼いで家族を守る
ことがよしとされ、女性は育む母性本能という言い方もされたりしてき
ました。

 

 

 

ある人間発達科学の見識者の方は、「いくメン」ブームとも言われている
影で、父親がよき「父親像」に苦しんでいる現実があると指摘していました。

 

 

それは、母親は家庭で子育てをするのが当たり前と言われた時代に、子供を
持つ女性がよき「母親像」に苦しんできた現実があったと言っています。

 

 

「良妻賢母・才色兼備」という言葉が、その象徴だったと言えるかもしれま
せんね。

 

 

その見識者の方は、女性が「母親像」で苦しんできた同じことを、
今男性がよき「父親像」で苦しんでいる現実があり、また同じことが
繰り返されていると警鐘を鳴らしていました。

 

 

残念ながら、その解決策までは言及されていませんでしたが。

 

 

 

前回、「子育てに正解はないと言うけれど」というお話をしましたが、
社会が「いくメン」の話を取り上げれば取り上げるほど、父親もまた
「いくメン」というよき「父親像」を求めた方法論に頼りたくなって
しまうものです。

 

 

でも、方法論は自分に体験的な咀嚼をして使わないと、時間を掛けながら
共に育む「教育」の発想から、「教育」という名の短期的で即時的要素を
大いに含んだ「指導」になってしまいます。

 

 

つまり、プロセスを楽しむことよりも、周りの目も気になってか結果を
求めた育児になりがちになり、苦しむ原因をつくってしまう気がします。

 

 

そのような意味でも、 『子供が、親が、家族が笑顔になる生き方』
忘れず、子育てをしていきたいものです。

 

 

なぜなら、そこに共に生きるヒントがあるような気がします。

 

 

次回は、「仕事で忙しいパパ・ママの子供の関わり方」について
お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

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