20140414やる気

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第四話:「お母さんのイライラの原因とは②」

 

 

さて、前回のお話で多くの人は、専業主婦であたかも暇そうだから
という空気で、嫌々PTAの役員を引き受けたことにイライラの
原因に共感するところだと思うのですが、

 

 

実は心理学的にみると、根本的な怒りは収まっていないというお話です。

 

 

 

表面的に現実として見える原因は、その通りなのですが、
心の深層の部分では、「自分の思いを言えずに断れない、
またいつものパターンになってしまった自分に腹が立っている」のです。

 

 

日頃私たちは、この自分の部分に向きあうようなことはしませんので、
なかなか気づくことはありません。

 

 

多くしぶしぶさせられた感を持ちながらも、心のストレスを入れる
バケツがまだいっぱいになっていないときには、まだ平常心を保っ
ていられますが、

 

段取りがくるったり、思うようにことが運ばないことが重なってくると、
心のバケツがいっぱいになってきて余裕がなくなってきます。

 

 

そうなるとイライラしだし、ゲームをしている子供にも苛立ちつい
きつく言ったり、お酒が入って陽気な夫ののんきさに腹が立ち、
わかっていてもつい小言を言ってしまいたくなるわけです。

 

 

このときに、お母さんがほしいものがあるとしたら、
それは、なんだと思いますか?

 

 

それは、 「このイライラの気持ちを、ただわかってほしいのです」

 

 

でも、これがわかってもらえない。

 

 

なぜかと言いますと、人がイライラすると、普通人は本能的に
遠ざかろうとしたり、関わらないようにしたりします。

 

 

だから、巻き込まれないように、気のない返事をしたり、
無視をしてやり過ごそうとするのです。

 

 

それがかえって、拒絶されたような感じになって、
イライラを助長し余計に腹立たせ、

 

 

余裕があるときには、
「ほらゲームばかりしないで、そろそろ勉強しなくていいの」と言えたのが、

 

「ゲームばかりしてないで、勉強しなさい!」と、
気持ちを荒げて言ってしまうのです。

 

 

そんな怒ったときには、だれかに慰めてほしいような優しくしてもらい
たいのに、そんなときに限って、娘にデレデレする夫。

 

 

そんな夫を見かねて、『娘には優しい甘い声を出して、ちょっとは
私のことも娘のように優しく扱ったらどうなのよ!!』と苛立ち?
ちょっとしたジェラシー?が、

 

 

お風呂からあがってきた娘を抱っこしようとする夫に、
つい「着替えもしないで、バイキンが移るでしょう!」と、
まるで他のかわいい女の子に目が行く恋人のように、言ってしまうのです。

 

 

あっ、『うちはないない!』と、思いませんでしたか。(笑)

 

女性はいくつになっても、女心を忘れないものです。運動会などで、
自分よりも若くてきれいな同級生の奥さんと楽しげに話している夫をみると、
なんだか腹立たしい気持ちになったりしませんか。(笑)

 

 

 

さらに、悪い連鎖は続き、手が離せなくて上の息子に娘を
お風呂に入れてもらったにもかかわらず、

 

「お風呂あがったんでしょ!さっさと宿題しなさい!」と、
またつい思ってもいないことを言ってしまうのです。

 

 

 

人は、イライラするとつい思ってもいない言葉を言ってしまいます。
そして人は怒ると、とても後味の悪い気持ちになって、言った後には
後悔が残るものです。

 

 

そうして、自分でも息子に理不尽なことを言ってしまったと思いながらも、
息子が部屋の扉を“バタン!”と強く締める音を引き金に、自分が責められ
ている気がしてしまい、

 

「あーなんかもう嫌!」と椅子にへたり込むように、
ドッと疲れが出てしまうのです。

 

 

そして、自己嫌悪というそれになり、

 

『あのときはっきりPTAの役を断ってさえいれば、
もっとこれはできて、これはできないと言えたら・・・。
なんでいつもこうなの』と、

 

自分のつくりだすパターンの心の深層に触れ、
自分を責めてやるせなくなってしまうのです。

 

 

 

その発端が、どこかで後ろめたい子供や夫への罪悪感を持ってしまい、
優しくしようとわかっていても、素直にならないと思っていても、

 

『冷たい反応をされて、ゆるしてもらえないのでは』という怖さが、
素直な気持ちにふたをしてしまうのです。

 

 

でも、子供は偉いですよ!無意識にか、
そんなお母さんのイライラストレスのガス抜きをしてくれるかのように、
上手に言うことを聞いてくれないのです(笑)

 

 

さて、ここでのイライラを超えた疲労感の対処法をお話して
おきたいと思いますが、それは次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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