20140414やる気

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して
物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第43話:コンプレックスから抜け出すために」

 

 

 

前回和尚は、多く頭で理解して、解決したと思ってしまいがちになるが、
実は、次のステップをしておかないと完結しない話しをしました。

 

今回は、自分が持っているコンプレックスの罠から抜け出すために、
お母さんの意識を確かめたのでした。

 

 

「お母さん、次のステップに行く前に、こんなことはないですか。
例えば、心に関する本を読んだり、講演を聞きにいったり、セミナー
にいっても、しばらくするとまた元に戻ったような感じになったことは
ありませんか」

 

「あります。なんでそうなるですか」

 

「実は、次のステップまでできないことが多いからなんです。

 

本や講演会、セミナーなどに情報を得るための場合もありますが、
そこに答えを求めた場合、変わりたいと心から答えを求めているときに、
多く効果を発揮するもんなんです。

 

経験があると思いますが、ただ興味のある授業だけを受けただけでは、
知識は増えても身にはつかないんです。

 

それをきっかけにして、よりよくなる変わるために行動を取れる
ようになるといいのですが。

 

お母さんは、頭(思考)と心(感情)が影響し合っていると
聞いたことがあると思いますが」

 

「はい、聞いたことはあります」

 

「ここで大事になってくることは、頭の思考の部分だけでなく、
心の感情の部分にも、いわゆる『腑に落ちる』『目から鱗』など、
心の感情に『気づき(変容)』をもたらすことなんです。

 

この次のステップに行くかどうかで、これからのコンプレックス
とのお付き合いも必ず変わっていきますよ。

 

そのためにも、ここで“怖~い”妻のなつみにもしたお話をしたい
のですが、この“怖~い”お話を聞ける準備があるかどうかなの
ですが、お母さんはありますか」

 

「え、あ、はい、あります」

 

「ほんとうにありますか。人は、けっこう変わりたいと思って
いながらも、実は心の奥底では、『今は変わるほど、そんなに
切羽詰まっているわけでもないので、話だけで十分かな。また
今度でいいかな』と、思っていたりするんですよ(笑)」

 

和尚はそう言って、お母さんが言った“え、あ、はい、あります”
“え、あ、”が消えて、“はい、あります”の状態になるのを待って続けた。

 

 

「お母さんは、うちのなつみみたいに“私もなりたいです”と
言ってくれましたが、コンプレックスから抜け出せる方法を、
今も知りたいですか」

 

「はい、知りたいです!」

 

「今、おへその下(丹田)に力を入れて声を出しましたね。
その決断する力(コミットする力)が、とても大切になってくるんです。

 

じゃ、妻のなつみが、“コンプレックスの塊”みたいなことを
言ったときの方法をやってみましょうか。怖いですよ(笑)」

 

 

そう言って和尚は、なつみに目配せをして、お母さんと向き合ったのだった。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

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