20140414やる気

 

就職しないできない若者の
『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、
キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、
私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第2話:これからを生きるために、今はどんな時代なのか」

 

 

混沌としている時代と言われている現代。現状を理解するためにも、私なりの視点で時代を振り返ってみたいと思います。

 

 

私は1997年に、心理学とスピリチュアリティの統合に基づいた実践的・療法的なアメリカの心理学博士が提唱したセラピースタイルの心理学の門を叩きました。

 

 

当時心に目を向けることは、いかがわしい信仰宗教と間違われることが多く、人は生きにくい自分自身について思い悩むことはあっても、なぜそうなるのかという解決策を探すのは今のように容易ではありませんでした。

 

 

この時代、バブル崩壊後の失われた10年と言われ、経済は成長期を過ぎ低成長期が続き、企業は利益を確保するため海外へと製造の拠点を移さざるを得なくなりました。さらに利益を出すために効率化と合理化を進め、学生の就職もバブル崩壊以降氷河期と言われ続けてきました。

 

 

そんな中でも企業努力のおかげで、私たちの暮らしは、飢餓を心配することのない物質的な豊かさの恩恵を受け続け、そのことは私たちの精神的な心の安定をもたらしました。

 

 

折しも21世紀は心の時代と言われ、人々の意識も今まで歴史的文化的に続いてきた「どうやって生きるか」という物質的に豊かになる価値観だったところに、

 

 

「どう生きるか」という精神的に豊かになる新しい時代の価値観が、私たちの暮らしの中に徐々に浸透し始めてきたのです。

 

 

しかし、この人の考えや行動、振る舞いを司る価値観の混同は、私たちが分別する価値観判断を揺るがし始め、それは肉体的な以上に精神的なストレスという疲弊感を、私たちにもたらしたのです。

 

 

そして人々は、どうしようもないその心のもどかしさを、

 

 

混沌という形で社会に映し出している(投影)のです。

 

 

これが、私なりに思う今の時代なのです。

 

 

さて、次回は、真理を知った精神的価値観と現実の物質的価値観とが、世の中を混沌とした社会として見る心の投影について、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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