20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第17話:自ら自己肯定感をつくりにくいまとめ」

 

 

前回まで、「自ら自己肯定感をつくりにくい三つの理由」についてお話してきました。その最後に、『外発的動機づけ』が悪いわけではなく、今の時代が『外発的動機づけ』に偏り過ぎていることが問題とお話しました。

 

 

今回は、そのことを踏まえて『内発的動機づけ』と『外発的動機づけ』についてと、『自己肯定感をつくりにくい』まとめのお話をしたいと思います。

 

 

まず、『外発的動機づけ』が悪いわけではないお話です。

 

 

例えば、「人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい」と思ったとします。この内からの思いは、『内発的動機づけ』です。

 

 

『内発的動機づけ』は、「ただ人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい」と、そうすること自体を「目的」にします。

 

 

一方、「人に喜んでもらいたい、人の役に立ちたい」という思いを、「どうすれば人に喜んでもらえるか、人の役に立てるか」と、成果(報酬)を得るという「目的」を達成するための「手段」と考えると、『外発的動機づけ』になります。

 

 

その考えは、合理的で効率的で有用な「手段」の考えを持って行動します。

 

 

ここで気をつけなければならないことは、『内発的動機づけ』は、それだけに入れ込み過ぎてしまい、視野が狭くなる傾向にあります。

 

 

『外発的動機づけ』は、「目的」を達成するための「手段」に考えが偏ってしまうと、成果(報酬)を得ることが「目的」となってしまう傾向にあります。

 

 

しかし、『内発的動機づけ』は、そこに注意と集中力を集約するので、自らの全エネルギーを注ぐことが可能になり、それは結果として、『外発的動機づけ』よりも大きな成果を生みやすくなるのです。

 

 

つまり、『内発的動機づけ』も『外発的動機づけ』も、どちらかに偏ってはうまく機能しないのです。

 

 

『外発的動機づけ』に偏り過ぎている今、数値化しにくい『内発的動機づけ』は過小評価されてきましたが、まずは『内発的動機づけ』のやり方を身に付け、その後に両方の利点を活かした(統合した)『新しい形の動機づけ』が必要となってくるのです。

 

 

その方法が、『自己肯定感を高めた状態をつくる』ことなのです。

 

 

 

最後に、『自己肯定感をつくりにくい』まとめのお話です。

 

 

私たちは、古来より物質的豊かさからの幸福を手に入れるために、『外発的動機づけ』が有効的に機能してきたとお話しました。それだけに、私たちの思考体系は『外発的動機づけ』に慣れ親しんできたわけです。

 

 

そこに『内発的動機づけ』の思考体系を身に付けるというのは、実は利き手で持っていた箸を、反対の手に持ち替えるのと同じぐらい大変なことなのです。

 

 

だから、なかなか変われないのです。子供や人に教えようとしても、頭ではわかっていても、自分が身に付けられていないから、なかなか子供や人に体験をとおして教えることが難しいのです。

 

 

思考体系、意識の変わる方法は、一つしかありません。

 

それは習慣化することであり、やり続けることです。

 

 

「変える」という受身的な意識ではなく、能動的に「変わる」のです。
「習慣化させる」のではなく、「習慣化する」のです。

 

 

これが主体的は発想です。

 

 

「自己肯定感を高める」方法として、『HAPPY LUCKY ME』と言い続けるというお話をしましたが、やり続ければ必ず変わります。

 

 

「変わらない」のは、『まあそこまで切羽詰まっているわけでもないし・・・まあおいおい』と、けっこう今の自分の現状に満足しているからなのです。

 

 

それだけに明日からの2015年は、
「これからどうやって一年を過ごそうか」と受身的な発想ではなく、

 

「これからの一年をどう過ごすか」と意識づけるだけでも、
2015年はもっと自分らしい生き方になっていきます。

 

 

今の時代は、混沌とした社会と言われていますが、
混沌というからには必ず出口があります。

 

 

私たちがその出口に見る未来とは、どんな社会なのでしょうか。

 

 

そのためには、まず自分自身を生きることですね(^^♪

 

 

いつもお読みいただき、ほんとうにありがとうございます。

 

多くの方々に支えられて、今日までこられたことに、心より感謝を申し上げます。

 

これからもみなさまのご多幸を、心よりお祈り申し上げます。

 

来年も引き続き、よろしくお願いいたします。

 

 

ありがとうございます☆

 

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