20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第20話:親から子供への人生の贈り物(後半)」

 

 

親御さんが子供に望むものは、子供の幸せな未来です。また、私たち大人も、次世代を幸せに生きる子供たちの未来をつくること、その後半のお話です。

 

 

前半では、心が安定した自己肯定感の高い状態は、理性ある自律心を育み、自発的で主体的にものごとに取組もうとする、「思考力・想像力・判断力・主体性の育成」そのものというお話をしました。

 

 

つまり、「思考力・想像力・判断力・主体性の育成」とは、心が安定した自己肯定感の高い状態をつくることと、セットといってもいいかもしれません。

 

 

 

「心を育む」というのは、時間が掛るものだというお話をしました。それだけに、心に負担が掛ってしまうとストレスになってしまいます。

 

 

そうならないための一番いい方法は、「意図的にする」と決めることです。

 

 

決めて数分するだけでいいのです。

 

 

毎日の生活の中で、自分の時間を90秒。例えばお風呂の時間、寝る前、電車の待ち時間などなど、自己肯定感を高めることを、毎日続けていけば必ず身に付きます。

 

 

私たちは、この習慣の大切さを知っています。怠惰な習慣をつくることも知っています。

 

 

ただなんとなくではなく、短い数分だけでも、決めて「意図的にする」ことが、とても効果を発揮するのです。

 

 

 

さて、続けることで習慣が身体の一部となり、人の心は安定してきます。

 

 

心が安定した状態になると、それが観念となって、自ずと自らに良いことを選択するようになります。

 

 

そのことは、「潜在意識に働きかける」という言い方をよくします。

 

 

それが心から良いことだと思えると、「信念」となるわけです。

 

 

 

「信念」とは自分の考えの“源”です。

 

 

すると、人は自分の良心に従おうと、知恵をもって真理を見きわめようとします。

 

 

自分に体験することで、自分の良心からしたことが真実と思えると、人は自分を信じられるようにもなり、それが自信にもなっていきます。

 

 

そして、もっと人が本来持っている『真心』から、ものごとの善し悪しを分別する『選択』する力が付き、自分にとって最善の言動を取るようになるのが、本来の人の心なのです。

 

 

『親から子供への人生の贈り物』とは、

 

本当は、このような「前を向いて生きる親の生き様」だけで、いいのだと思うのです。

 

 

その親の生き様から子供が学んで自らを生き、
それがまた子から親へ、そしてまた親から子へと、
回り巡って人生の贈り物になっていくのではと思います。

 

 

そのためにも、親や私たち大人が、今まで“心”を置き去りにしてきた物質的価値観から、もっと精神的価値観を大切にした『真心を大切にした生き方』をすることが、大切になってくるのではないでしょうか。

 

 

その代表が、ちょっとしたことにでも『感謝』できる心(余裕のある心)それだけで子供は変わっていきます。

 

 

なぜなら、子供は大人を真似る天才であり、
『子は親を映す鏡』(投影の法則)なのですから。

 

 

次回は、この「投影の法則」が引き起こす、人と人、親と子の“絆”について、お話したいと思います。

 

 
いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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