20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第21話:投影が親と子の深い絆をつくる(前半)」

 

 

今回は、ようやく第7話の次回と言っていた、「投影」が引き起こす、人と人、親と子の“絆”について、お話したいと思います。

 

 

まず、『投影の法則』の使い方のおさらいからですが、

 

例えば子供に嫌な部分を見たとき、『投影の法則』を使って、それが自分の中にある同じ部分だと「気づき(理解し)」、それを「認め(受入れ)」、まず自分を改めようと「ゆるす」プロセスを踏むと、多くの感情は変容(中和)されます。

 

 

子供に見た自分の感情(同じ部分)が変容されたわけですから、子供のそんな部分を見てもネガティブな感情にはならずに、気にならなくなります。

 

 

もし気になるところがあっても、単に子供の成長にとってよくないことだと、心に余裕をもった平常心で、気になるポイントに集中して注意やアドバイスができます。

 

 

つまり、人と人、親と子の関係がぎくしゃくするのは、多くネガティブな感情になるから、上手くいかないのです。

 

 

 

子供に感情的(ネガティブな感情)になって注意をしているとき、表面的には子供のためにしていることのように見えます。

 

 

しかし、ネガティブな感情と言うのは、自分の中の否定的な不安や心配からの言動ですから、自分の不安や心配を打ち消そうと、自分の感情に向けられるため、相手に真剣な思いが伝わらないのです。

 

 

そんなとき子供は、このように受止めるものです。

 

『今日は虫の居どころが悪い?とばっちり?』
『なんでいつも頭ごなしなんだよ』
『なんで罪人扱いのような言い方なんだよ』
『いつも顔をみたら同じことばかり』
『自分のことは棚にあげて自分はどうなんだよ』と。

 

 

『投影の法則』を使えると、親のイライラなどの不安な気持ちが変容され、子供の中にある感情も共に変容され癒されます。

 

 

もっと簡単に言いますと、『子は親の鏡』と言いましたが、子供は親のネガティブなパターンを学ばなくて(真似しなくて)済むのです。

 

 

『投影の法則』を使えると、そんな効果が期待できます。

 

 

 

でも、前回にも言いましたが、それ以前に本当は、
『前を向いて生きる親の生き様だけでいい』のだと思います。

 

 

それよりも大切なことは、混沌としている時代だからこそ、
親である私たち大人が世の中に流されない、
『自分の人生を意図的に生きること』。

 

 

そのためには、
『自己肯定感を高めた状態を習慣化すること』。

 

 

それが親から子供に伝えられる
『真心を大切にした生き方』になり、

 

その『真心』からのポジティブで肯定的な言動が、
親と子との深い信頼関係を築いていくのです。

 

 

次回の「投影が親と子の深い絆をつくる(後半)」につづく。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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