20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第38話:心の時代を生きる若者の就職活動」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回、厚生労働白書からみると、子供・若者の意識は、2000年を境にして日本社会の本質的転換点と言えるような、心の時代を確実に生き出しているお話をしました。

 

 

そのデータ分析から見ると、「楽しく仕事をすること」「社会のために役に立ちたい」と考える若者の数字が、上昇傾向にありました。

 

 

そんな学生がする就職活動を見ていると、まさしく「自分探し」をしているのです。

 

 

就職活動の準備は、自己分析からはじまります。自分の体験から、なぜそれをしたかったのかを自分に問い掛けていき、その動機とも言える価値観を探し当てます。

 

 

その行き着く動機は、大きく2つと言えます。

 

①人の役に立ちたい
②人の喜ぶ顔がみたい

 

 

この2つの価値観を表す体験をとおして、自分はなにをしたか、なぜそれをしようとしたのかを考え、そこから自分の特性(性格・性質など)や強み(心構え・信念・概念・哲学などのモットー)を導き出します。

 

 

そして、自らの体験を論理的に説明するために、導き出した特性や強みを結論として、その理由付けを具体的なエピソードを踏まえて書いていき、自己PRを完成させます。

 

 

自己PRを完成させると、次は志望動機です。

 

 

なぜこの会社なのか。この会社でなにがしたいのか。
自分の体験してきたことを踏まえて、なにができるのか。
そのためには、なにをするのか。
会社を通して社会に会社にどう貢献するのか。

 

 

ざっと一般的にはこのようなことを学生は、就職活動の準備をするのです。

 

 

さらに、ここから面接対策として、模擬面接を繰り返していくわけです。

 

 

みなさんが学生の頃に戻ったとしたら、どのように思われるでしょうか。

 

 

 

さて、多くの学生はここまで自分自身と向き合い「自分探し」をしたものの、ほとんどの場合就職活動のための一手段になってしまいます。

 

 

次回はそのこといついて、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です