20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第40話:やらされた感の義務と役割は、最後は燃え尽きてしまう」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回、「就活は、未来の婚活そのもの?」と、ゴールが就職や結婚になってしまうと、人間方法論にはまってしまうお話をしました。

 

 

今回は、方法論に偏っていくと、どうなってしまうのかをお話をしたいと思います。

 

 

 

さて、私たちが方法論的な思考に偏ってしまうと、「こうすべきだ」と、受身的な発想に変わっていきます。

 

 

受身的な発想に慣れてしまうと、「こうしなければならない」と、やらされた感を持つ義務や役割に変わります。

 

 

その義務や役割が長く続くと、心身が疲弊しストレスを生みます。

 

 

そして心身の疲弊は、就活疲れや婚活疲れといった、「もうなにもしたない」と、燃え尽きたような状態になってしまうのです。

 

 

 

これは就活疲れや婚活疲れに限らず、仕事疲れや子育て疲れ、家事疲れにも言えます。

 

 

気持ちを解放できず、一人で抱え込めば込むほど、心身は深刻さを増します。

 

 

精神的な疲労が溜まり過ぎると、自律神経のバランスを崩し、燃え尽きてしまったような状態になるのです。

 

 

燃え尽きは、「なにをやってもムリ・ムダ」という無価値で無意味な感情を引き起こし、無気力になっていきます。

 

 

こんなときに「がんばろう!」と言われても、もうがんばれないのです。

 

 

「がんばって!」という言葉が心の負担のなるのは、このような状態だからです。

 

 

 

このようなとき多く人の心は、心のバランスを保つために、
『らくさ、安心できること、自由、サポートしてもらうこと』を強く求めています。

 

 

私たちの日常でも、日頃仕事でバリバリ働いているお父さんが、休日家にいるとなにもせずゴロゴロしているのは、この裏返しかもしれません。

 

 

また、日頃家族のためにと料理を作っているお母さんが、自分一人のときは有り合わせのもので済ますことも、この裏返しかもしれません。

 

 

 

いつも上手くストレスを解放できればいいですが、今の混沌とした現実の社会は、表に出ないだけでもっと深刻かもしれません。

 

 

日々の時に追われて流された中で、「がんばらなければ」と、体に鞭を振い鼓舞させているのかもしれません。

 

 

これが慢性的な状態になってくると、もう『らくさ、安心できること、自由、サポートしてもらうこと』では、疲弊感を心底から解放することが難しく、心が晴れない悶々とした中で、過ごしていかなければならなくなるのです。

 

 

 

そんなとき、実はこれら以外にもう一つ、
強く心が求めていることがあるのです。

 

 

それが、この疲弊した心から解放する『鍵』になり、
それは『人生の贈り物(人生の目的)』といっても過言ではないのです。

 

 

そのことについては、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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