20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第44話:人生の目的を生きるのが難しいわけ④」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回、「人生の目的を生きるのが難しいわけ」は、自分の良さや価値を受け取らない心の習慣が、自分をちっぽけに扱い自己否定感の心をつくり、その不安から心を定め決めることができなくなってしまう、というお話をしました。

 

 

今回は、そのことから「人生の目的を生きるのが難しいわけ」の最大の理由について、お話したいと思います。

 

 

 

結論から言いますと、「人生の目的を生きるのが難しいわけ」の最大の理由は、不安からの『恐れ』です。

 

 

自分には人に自慢できるような取り柄(価値)がない、人よりちっぽけな存在だと自己否定感を強く持っていたり、新しいことに挑戦しようとすると不安が生まれやすくなります。

 

 

その不安な状態のとき、人は決断をしようとすると、そこに『恐れ』を感じるのです。

 

 

これが、私たちが変わろうとすることや、前に進むのを悩ませる最大の理由なのです。

 

 

 

そんなとき、例えそこに『人生の真実』を見たとしても、実際に行動に移すとなると、この『恐れ』を超えるだけのモチベーションが高くないと、なかなか動けないものです。

 

 

この解決する方法は、どれだけ『意を決すること・腹を決めること』なのですが、私たちはこの恐れを、そう簡単には払しょくできないのです。

 

 

この恐れを克服するためには、自分を納得させ信じられる、人それぞれの心の準備と時間が掛るわけです。

 

 

 

では、どうすれば良いかのかということになってきます。

 

 

様々な方法がありますが、まずは日々の生活の中での、自分が恐れを克服するだけの心の状態をつくることが一番大切になってきます。

 

 

そこで注目したいのが、これです。

 

 

 

私たちは、嬉しかったり、楽しかったり、気分がいい心に余裕がある状態のときに、多く前向きにものごとを考えることができるのではないでしょうか。

 

 

例えば、今、北陸新幹線が開業し、北陸に旅行に出かけたとします。

 

 

様々な観光地を訪れ、美味しいものを食べ、温泉にも入り、人との触れ合いの中で、身も心もこの上ない喜びで満たされています。

 

 

そんな心の状態で、夜旅館でくつろいでいると、ふと自分を見つめ直し、日頃の出来事や不安に思っていることなどに向き合ってみると、意外にも冷静に自分のことを客観的に見ている自分がいるのではないでしょうか。

 

 

そんな心に余裕がある自然体のとき、不安からくる『恐れ』よりも、なにか自分はできるような気持になったりするものです。

 

 

この状態のときというのは、ポジティブで自己肯定的になり、精神的にも心が安定していて、気持ちも高くなっていて、本来の軸がぶれない自分自身でいるのです。

 

 

 

私たちは、この状態をつくるために、自分の外に答えを求めようとします。そこに偏り過ぎてしまうと、どうしても思考や習慣が受身的になってしまうのです。

 

 

この受身的な心の習慣は、他律的(自らではなく他によって律せられる)になり、自分軸を他人に預ける度合いだけ、心に不安という「恐れ」を生みやすくするのです。

 

 

そのためには、受身的な心の習慣を、能動的というのはピントこないかもしれませんが、よく言われる「主体的」になることです。他律的ではなく「自律的」になることです。

 

 

そして、この心の習慣を日々の生活の中で、自らがいつでもいい状態をつくりだすことができれば、それ以上のことはないのではないでしょうか。

 

 

「そんなことできれば苦労はしない」と思いがちですが、できるのです!私たちは日頃意識していないだけなのです。
そのことについては、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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