20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第45話:人生の目的を生きる基盤を創る①」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

 

前回、「人生の目的を生きるのが難しいわけ」の最大の理由は、不安からの『恐れ』というお話をしました。

 

 

また、ポジティブで自己肯定的になり、精神的にも心が安定していて、気持ちも高くなっていて、本来の軸がぶれない自分自身の状態をつくるために、自分の外に答えを求めようとし過ぎると、思考や習慣が受身的になってしまう。

 

 

この受身的な心の習慣は、他律的(自らではなく他によって律せられる)になり、自分軸を他人に預ける度合いだけ、心に不安という「恐れ」を生みやすくする。

 

 

そのためには、受身的な心の習慣から「主体的」になること。他律的ではなく「自律的」になること、というお話をしました。

 

 

そこで、この心の習慣を日々の生活の中で、自らがいつでもいい状態を創りだすことができれば、それ以上のことはないのではないでしょうか。

 

 

今回は、その解決する方法として、日常の中でも、ポジティブで自己肯定感が高く、精神的にも波動が高くなっていて、本来の軸がぶれない状態をつくればいいという、その具体的なお話をしたいと思います。

 

 

 

ことは簡単なのです。毎日朝起きてから、ポジティブに気分が穏やかになることをすればいいのです。

 

 

そんな言葉を唱えればいいのです。毎日歯を磨くように、言えばいいのです。

 

 

歯を磨かないと気持ちが悪いように、習慣化してしまえばいいのです。

 

 

 

私はあるとき思ったのです。

 

 

お坊さんを見ると、ほとんどの人が穏やかな雰囲気をしていると。

 

 

「なぜなんだろう」と思って考えていると、毎朝必ず朝のお勤めとして、お経を唱えていることに関係があるのではと思ったのです。

 

 

お経とは生きるための知恵が書かれていると、聞いたことがあります。

 

 

つまり、前向きな言葉が書かれているわけです。

 

 

 

そんなある日、両親の月命日にお坊さんがお経を唱えにやってきました。

 

 

バタバタとした日常の中で、しかも晩御飯前に来るとあって、せわしくしているときに用事を中断して仏壇の前に腰をおろします。

 

 

お経は時間にして約15分なのですが、そんなときの気持ちは、やたらと時計の針が気になったりして、なかなか落ち着かなかったりします。

 

 

そうこうしいるうちに、お経を聞いているのか、ただ時が過ぎるのを待っているのかわかりませんが、ふと内観(自分の心と向き合う)をしている自分がいるのです。

 

 

お経が響き渡る中で、どうやら内観することによって、心が穏やかになっているのです。

 

 

そして思ったのです。これが毎朝、しかも365日お経を唱えているとしたら、それも何年も続けているのであれば、日々の積み重ねの中で、心穏やかとい自己肯定感の高いポジティブな心の状態を、ぶれない軸をつくるのだと。

 

 

 

お経の例えを出しましたが、私たちは日々の生活の中で、どれぐらい意図して自己肯定感を高めるような時間を、持っているのでしょうか。

 

 

日々慌ただしく追われ、ストレスを感じやすい現代社会の中で、私たちはひょっとしたら、笑顔さえしていない日があるのかもしれません。

 

 

笑顔は、自己肯定感を高める三大方法の一つです。

 

 

一日を振り返り、微笑んだり笑顔になった数を数えられない度合だけ、私たちはネガティブな影響を受けやすい状態で生きているのかもしれません。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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