20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第46話:人生の目的を生きる基盤を創る②」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

1週間のご無沙汰となりました。
春は別れの季節。
去る人への餞の言葉。

 

 

去らざるを得ない人への
複雑でなにもできない思い。

 

 

杯を重ねるジョッキの重み。
そんなお酒がほろ苦く感じる1週間でした。

 

 

明日から4月。
桜の花を見上げる思いが、
新たな出会いの季節へと変えていく。

 

 

 

前回、私たちは日々の生活の中で、どれぐらい意図して自己肯定感を高めるような時間を、持っているのでしょうかと。

 

 

また、日々慌ただしく追われ、ストレスを感じやすい現代社会の中で、私たちはひょっとしたら、笑顔さえしていない日があるのかもしれませんと。

 

 

さらに、一日を振り返り、微笑んだり笑顔になった数を数えられない度合だけ、私たちはネガティブな影響を受けやすい状態で生きているのかもしれません、というお話しました。

 

 

今回は、日々の中で、もっと自己肯定感を高めることに意識し、意図的に生きるお話をしたいと思います。

 

 

 

 

例えば、笑顔のお話をしましたが、笑顔は自己肯定感を高めます。それは口角を上げることが、ドーパミンというやる気の脳内ホルモンを分泌するということからも言えます。

 

 

私たちは、朝「おはよう」と言います。そのときに微笑んで「おはよう」ということが、良いことを知っています。

 

 

でも、どれだけの人が、朝子供や家族に、仕事でそのようにしているでしょうか。

 

 

案外、「おはよう」とは言うものの、言葉だけになっているのではないでしょうか。

 

 

 

また、子供を学校に送り出すときに言う、「いってらっしゃい」も同じです。

 

 

小学校1年生の新学期の初日を思い出すと、「いってらっしゃい」の言葉も微笑ましく笑顔になっていたりするものです。

 

 

でも、しばらくすると、「ハンカチもった、今日は何時限目まであるの、何時に学校終わるの」と聞きながら、「遅れるから早く行きなさい。いってらっしゃい、いってらっしゃいは」「いってきます」「うん」とか。

 

 

そんなときのお母さんの顔は、心配げで、ひょっとしたら眉間にシワを寄せて言っているかもしれません。

 

 

そして、子供も、なにか怒られたようにしぶしぶ言葉を発していたりするのです。

 

 

そんな子供の後姿を見送りながら、「あの子はちゃんと学校で上手くやってるのかしら。ちゃんと授業についていっているのかしら」と、思ったりするのです。

 

 

 

日々のなにげないよくある朝の光景ですが、このときの「いってらっしゃい」は、親は子供に否定的な波動を送り、子供もその波動に共鳴し否定的な波動を返すのです。

 

 

そして、そんな顔を見たお母さんは、よけいに心配になるのです。

 

 

 

このやり取りだけを見ていると、ごくごく些細なことと思いがちですが、これが毎朝の習慣になっていると、このことから見えてくるものがあります。

 

 

それは、日常の親子の会話が、否定的な会話が多いことが伺えしれます。

 

 

なぜなら、そう言う否定的な思考のパターンは、日々あらゆるところで顔を出し、それは否定的な色眼鏡でものごとを見て、否定的な視点から会話をするようになるからです。

 

 

 

幼少期という情操が発達する時期には、子供は一緒にいる時間が長い親の影響を強く受けます。

 

 

だからこそ、親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ることが、子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む子供の教育の基盤にもなるのです。

 

 

それは、生きる力にもつながるものです。

 

 

そして、私たち大人には、人生の目的を生きる基盤にもなるのです。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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