20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第47話:人生の目的を生きる基盤を創る③」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回、幼少期という情操が発達する時期には、子供は親の影響を強く受けます。だからこそ、親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ることが、子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む子供の教育の基盤にもなると。

 

 

また、それは、生きる力にもつながり、そして、私たち大人が、人生の目的を生きる基盤にもなるというお話をしました。

 

 

今回は、さらに人生の目的を生きる基盤を固めるための、お話をしたいと思います。

 

 

 

前回、日々の「おはよう」「いってらっしゃい」をどう言っているかで、その言葉や表情から受ける印象が、相手に知らず知らずのうちに影響を与えているというお話をしました。

 

 

 

それだけ、日々の行いというか、日々の心の姿勢が、人にも自分にも影響を与えていることを、私たちは日々の多忙な生活の中で、忘れがちになっています。

 

 

 

今、NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」をやっていますが、吉田松陰(寅次郎)と主人公の杉文の母親である滝が、ドラマの中でよく口にする言葉があります。

 

 

ドラマをご覧になっている方は、何度も耳にしているのではと思います。

 

 

それは『せわぁない』という言葉です。

 

 

この母・滝がよく口にする『せわぁない(世話ない)』という言葉は、
山口県の方言で『大丈夫、大したことはない』という意味です。

 

 

ドラマを見ている方なら、この母・滝の言葉で、どれほど主人公の杉文の気持ちが救われているか、おわかりいただけると思います。

 

 

 

私たちが日々何気に習慣化されて使っている言葉が、言ってみれば自己肯定感を高めたり、知らず知らずのうちに自己否定感を強めたりしているのです。

 

 

 

もう一つ例を出すと、私たちが生きてきた中で、ときにとても強い観念となって、自分を苦しめる言葉があります。

 

 

それは、「男なら泣くな!」「女の子でしょ。もっと女の子らしくしないさい」「長男なんだから、もっとしっかりしなさい」「お姉ちゃんなんだから、我慢しなさい」という言葉です。

 

 

これを小さい頃から365日×何十年言われ続けると、どうなるか察しがいくのではないでしょうか。

 

 

男は泣くことが弱さだと、弱さを出せなくなり我慢を溜め込みます。

 

 

女の子らしい振る舞いをしていないと言われたとき、自分という性を否定さられたと思います。

 

 

長男だからと言われると、長としての自信を失います。

 

 

お姉ちゃんだからと我慢を強いられると、楽しむことができなくなったりします。

 

 

 

このことから、「どういう言葉を言うかが大切」だと思いがちになりますが、そうではないんです。方法論に行く前に、その言葉を言う「心に余裕を持つ心の姿勢が大切」になってくるのです。

 

 

これを理解しておかないと、そのときだけで、また同じことを繰り返してしまうのです。

 

 

人生の目的を生きる基盤を固めるためには、私たちの日頃の生きる姿勢が、とても大切になってくるのです。

 

 

さらに、次回、日々人生の目的を生きる基盤を固めるよくある日常のお話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です