20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第54話:新入社員の言葉から知る、私たちの心のからくり」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回、二人の新入社員の会話で『これから40年刑務所にいるようなもの』から、この言葉に私たちがどう反応したかに、意味があるというお話をしました。

 

 

さて、再度前回の二人の新入社員の会話で『これから40年刑務所にいるようなもの』という話を聞いたときに、みなさんはどの言葉に反応されたでしょうか。

 

 

再度列挙しておきますと、

 

①『えっ、入社したばかりなのに、もうそんなこと思ってるの。早過ぎ』
②『嫌気をさして3年以内に辞めてしまうのでは・・・』
③『仕方ない。それが現実だから頑張るしかない。社会とはそういうものだ』

 

④『もう社会の厳しさに気づいたか』
⑤『まだ学生気分が抜けていない。社会で働くということをなんと思っているんだ』
⑥『給料をもらうってことは、どういうことかわかっているのか』

 

⑦『最近の若者はなってない。考えが甘い』
⑧『そんな受身的だから仕事をつまらなく思うんだ』
⑨『入社して3週間も経ってないのに、雇っておいてそう思わせる会社はどんな会社。今はやりのブラック企業?』

 

⑩『バブル崩壊後のこの社会の疲弊感の中で生まれ育ったから、子供(若者)たちにそう思わせてしまっているのだろうか』
⑪『そんな社会に対する考えでは、意識を変えていかないと』
⑫『まだ始まったばかり。仕事が面白くなるのはこれから。まずは仕事を覚える3年は頑張れ』

 

 

 

私たちは、そこで反応した言葉が、日頃の私たちのものごとの捉え方を表しています。

 

 

まず、新入社員の若者が言った、『これから40年刑務所にいるようなもの』という社会に対する悲観的な言葉。

 

 

そこにどう反応したのか。ネガティブンな感情になったのか、平常心のままだったのか、ポジティブな感情になったのか。

 

 

そのように、日頃私たちの心を占めている潜在意識(日頃気づかない意識)が、思考パターン(頭で理解できる意識)に投影という形で表れるのです。

 

 

 

この思考パターンは、大きく5つに分類できると思います。

 

 

それを理解すると、私たちの行動パターンを知ることにもつながります。

 

 

つまり、思考パターンを理解すると、行動(言動)パターンが現実をつくることがわかるのです。

 

 

この『心のからくり』を知ることが、私たちがこれからの時代を、よりよく生きることにつながっていくのです。

 

 

この『心のからくり』を知るために、次回は5つの分類についてお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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