20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第55話:心のからくり、5つの基本思考パターンを知る」

 

 

【親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。
それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、
主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
つまるところ、『感謝を笑顔でする心』である。】

 

 

前回は、日頃私たちの心を占めている潜在意識(日頃気づかない意識)が、思考パターン(頭で理解できる意識)に投影という形で表れる。

 

 

思考パターンを理解すると、行動(言動)パターンが現実をつくることがわかる。

 

 

この『心のからくり』を知ることが、私たちがこれからの時代を、よりよく生きることにつながっていく。

 

 

今回は、この『心のからくり』を知るために、5つの分類についてお話したいと思います。

 

 

 

前回までの新入社員の言葉から12の反応しそうな言葉をお話しました。

 

そこから、大きく5つの基本思考パターンに分けられると思います。

 

 

「1.主観的に捉えて、ネガティブな思考・感情になる」

 

 

新入社員の言葉を自分事のように受け止め、日頃のネガティブな思考につながると、ネガティブな感情が湧きます。そして、その感情は自分と区別されることなく一つとして捉えます。

 

これを「主観的感情型」と呼ぶことにします。

 

 

「2.主観的に捉えて、ポジティブな思考・感情になる。」

 

 

新入社員の言葉を自分事のように受け止めますが、状況を客観的に捉え感情を区別することで、平常心またはポジティブンな気分に切り替えます。

 

これを「主観的バランス感情型」と呼ぶことにします。

 

 

「3.客観的に捉えて、ネガティブな思考・感情になる。」

 

 

客観的な出来事として捉えますが、だんだんと日頃のネガティブな思考につながり、ネガティブな感情が湧きます。そして、その感情は区別されることなく一つとして捉えます。

 

これを「客観的感情型」と呼ぶことにします。

 

 

「4.客観的に捉えて、ポジティブな思考・感情になる。」

 

 

客観的な出来事として捉え、平常心から日頃のポジティブな思考とつながり、平常心または前向きなポジティブな感情が湧きます。

 

これを「客観的バランス思考型」と呼ぶことにします。

 

 

「5.客観的に捉えて、無関心。 」

 

 

客観的な出来事として捉えるものの、感情が湧かない。思考に偏り感情を閉ざしている傾向があり、自分に興味があるなしで価値判断します。

 

これを「客観的無感情型」と呼ぶことにします。

 

 

 

このように大分類をすると、大きく5つの傾向があるように思います。

 

 

自分がどの基本思考パターンをしているか、理解することがとても大切になってきます。

 

 

なぜなら、この思考パターンが、次に感情を生み、そして行動(言動)になるからです。

 

 

そこには、自分をつくっている価値観や問題意識、解決力などの考え方があり、それが日頃の私たちのものごとを決めて行動(言動)しているのです。

 

 

 

そのような意味では、この1.3.のネガティブな感情になる思考パターンを持っていると、自分の中にある不安や心配事にもつながりやすくなります。

 

 

この感情からの行動(言動)の元になっているこの思考パターンを変えないと、やるすべてのことは、目の前の状況への対処療法になることが多くなるのです。

 

 

もう少しわかりやすく、次回は爪を噛む癖がある子供を例にとって、お話をしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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