もうやる気

 

親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。

 

すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。

 

 

『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第16話:自分が自分で在り続けられる居場所」

 

 

早いもので、2015年も最後となりました。今年の締めくくりとして、来年につながる意味もこめて、お話をしたいと思います。

 

 

親にとって子供が社会で自立するとは、「自分の力でご飯を食べること」と、多くの人がこの言葉に異論はないのではないでしょうか。

 

 

そう思っているから、学校を卒業すれば社会に出て働くことがあたり前、と思っていると思います。

 

 

多くの学生と関わっていると、昔と変わらずそのように思っている学生も多くいます。

 

 

しかし、今の若者の価値観は変わって来ていて、同じ目的ではないかもしれません。

 

 

以前もお話したと思うのですが、2000年を境に若者の働く意識が変わってきました。

 

 

 

「平成25年版厚生労働白書 若者の意識を探る 第4節 仕事に関する意識」の1971年以来4つの統計があります。

 

 

1つ目は、「自分の能力をためす生き方をしたい」が、統計を取り始めてからゆるやかな下降をたどり、2000年を境に急降下し続けています。

 

 

2つ目は、「経済的に豊かな生活を送りたい」ことへの意識は高かったのですが、これも2000年を境に低下し続け、1980年前後の高度経済成長末期の上昇し始めた頃まで落ちているのです。

 

 

それとは逆に3つ目の、「楽しい生活をしたい」は、バブル期の最高潮から下降していたのが2000年を境に、バブル期を一気に超えて上昇しているのです。

 

 

最後の4つ目は、「社会のために役にたちたい」という若者意識が、1971年の統計以降低調だったのが、2000年を境に上昇し出しているのです。

 

 

(平成25年版厚生労働白書 若者の意識を探る 第4節 仕事に関する意識 P11参照)

http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/kousei/13-1/dl/gaiyou.pdf

 

 

このデータから読み取ると、物質的に豊かになり「自分の力でご飯を食べること」への危機感はなくなり、楽しく生活ができて、人の役に立てる社会で貢献できる場所。

 

 

もっと言うならば、「自分が自分で在り続けられる居場所」。

 

 

アリストテレスの有名な言葉を用いるなら、
「生きるための意義、人間の存在の究極の目的」を求め出しているような気がします。

 

 

このことは「自分の存在意義」と、置き換えることができるのではと思います。

 

 

この「自分の存在意義」とは、

 

「ほんとうの自分をみつけること」

 

「自分らしく生きること」

 

「人生の目的を生きること」

 

「わくわくすること」

 

「あるがままに生きること」

 

「幸せになること」などに直結していくものです。

 

 

そして、これらの「自分の存在意義」は、実は私たち大人が求めていることでもあるのではないでしょうか。

 

 

そのためにも、常に平常心なる心がぶれない、ぶれても戻せる自己能力が必要なのです。

 

 

この自己能力を身に付けないと、自分の存在意義は見つかりません。

 

 

なぜなら、心に湧いた不安を埋め合わせる、これまで受け継がれ身に付けてきた価値観(そう思い込んだ観念・マインドイメージ)を生き続けるからです。

 

 

このブログのタイトルである『もうやる気にさせる必要はない!』は、平常心で心に余裕を持つ生き方をしましょう。

 

 

それが、『やる気を持たせる』発想を生み、自分も相手(子供)も周りにいる人も、“WIN-WIN”の関係をつくっていくのだと、言ってきました。

 

 

そのぶれない自分を創り続け、幸せを引き寄せる自己能力に変える最善の方法が、日々簡単にできる『ありがとう』を使った方法です。

 

 

しかし、この言葉は、普遍的であたり前すぎる尊い言葉であるがゆえなのか、その言葉と真摯に向き合うとなると、なぜが今さらと内容の乏しい陳腐な言葉のように聞こえて、気に留められない現実があります。

 

 

 

今、私たちを取り巻く現代社会は、ますます混迷の度合いを強めつつあり、今までに体験したことのない多くの問題や課題に至る所で直面します。

 

 

2016年はさらに何が自分にとって役に立つのかそうでないのか、それを見極める自分を律して自立する力が必要な時代になってきます。

 

 

2016年の新年からは、ブログタイトルをリニューアルして、ブログを書きはじめた私の原点に戻り、『心の底から自分らしく幸せに生き続ける方法』をもとに話を綴っていきたいと思います。

 

 

そのブログタイトルは、
『ほんとうの自分のみつけ方 -幸せな人生に変える行動習慣-』です。

 

 

本年もお付き合い頂き、心よりお礼申し上げます。
引き続き、来年もよろしくお願いいたします。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『ありがとう』を意図的に生きる習慣は、人を変えます。
やり続ければ、私の体験からも必ず変わります。

 

 

参考まで、『ありがとうの秘訣』のやり方は、こちらへ。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です