「もう子供をやる気にさせないで(後半)」
親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。
『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第15話:もう子供をやる気にさせないで(後半)」
前半の「では、どうしたらいいのでしょうか。」の続きです。
まず「させる」という言葉の意味は、「何かを仕向けたり、命ずる」と、強制的な意味があるのです。
それを知らずに、使い続けているわけです。
いつの時代も、強制的にやらされることは、嫌なのです。反抗したくなるのです。
では、どうすることがいいかと言いますと、
やる気にさせるのではなく、「やる気を持たせる」ことです。
でも、やる気を持たせようとしても、事はそう簡単ではありません。
なぜなら、心配げだったり、眉間にシワを寄せ怖い顔をしながら言っているから、無理なのです。
ここで大事になってくることは、親や目上の人の心の状態なのです。
何度も言っていますが、心に余裕を持った平常心が、必要となってくるのです。
不安や心配げな顔であったり、上から目線や命令調だったりすると人は動きません。
逆に楽しいことや嬉しいことがあった時には、心に余裕があり、気分がよく柔らかい表情や声色で話し掛け、上手くいくことが多いのではないでしょうか。
心に余裕のある状態は、心にスペースができます。その心のスペースは、相手に選択を与える心のスペースでもあり、自分も相手を待てる“間”を持てるのです。
強制的な命令調な言い方には、この心のスペースを感じられません。怒りや不安や心配のイライラ感は、人を射るような直線的な鋭さがあるのです。
だから、「もうやる気にさせる必要はない」のです。
やる気にさせる代わりに、「やる気を持たせる」ことです。
「やる気を持たせる」ことは、簡単ではないかもしれません。
でも、実はとてもシンプルなのです。
それは、相手に対して『本気(真剣)』であるかどうかです。
その『本気(真剣)』とは、相手の価値を認め、その価値に絶大なる信頼を置き、味方であり応援者であるという気持ちで、相手とぶつかる(向き合う)ことです。
ぶつかる(向き合う)こととは、真剣に心と心で対話することです。
私たちが誰かに「させよう」と思うとき、そこには必ず自分の都合があるのです。
それは、多く自分の中の不安や心配、過度の期待、そして自分のやり方の強要などです。
そんなとき子供は、敏感にこう思うのです。
「うざい!(うるさい)」と。
それらが自分の思うようにならないから、人はイラつき『腹が立つ』のです。
そのようにならないためには、つね日頃から平常心がぶれても、また心に余裕のある平常心を取り戻せる方法を知っておくことが大切になってくるのです。
平常心とは、「あるがまま」の心の状態であり、その行動習慣が「自分らしい」生き方をつくるのです。
その状態こそが、私たちの本来あるべき立ち位置であり、自分に人に真剣になれ、創造性(創意工夫・問題解決する)の湧く心の状態なのです。
ここで、日々簡単にできるその方法を記載しておきますので、
下記を参考にしてみてください。
『ありがとうの秘訣』の方法
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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