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『§自分が自分であることが幸せ』
「第10話:幸せになるための、新社会人基礎力①」

 

 

前回は、だまし絵を見て、『抽象的思考』である脳を鍛えると、
幸せになる脳(思考)になるお話をしました。

 

 

その脳を鍛えると言うことは、物事を大きな概念(まとまり)
で広い視点で捉えることでしたね。

 

 

今回は、私たちが広い視点でものごとを捉えることの大切さ
について、また幸せになるために、社会での基本的な考えの
構築の仕方について、お話をしたいと思います。

 

 

 

まず、経済産業省は2006年に、企業や若者を取り巻く
環境変化により、「職場や地域社会で多様な人々と仕事を
していくために必要な基礎的な力」として「社会人基礎力」
の定義をして、その重要性を提唱しました。

 

 

その「社会人基礎力」とは、3つの能力と12の能力要素
から構成されています。

 

 

  【3つの能力】  /  【12の能力要素】

 

1.「前に踏み出す力」…主体性・働きかけ力・実行力

 

2.「考え抜く力」…課題発見力・計画力・創造力

 

3.「チームで働く力」…発信力・傾聴力・柔軟性・
           情況把握力・規律性・ストレスコントロール力

 

 

これらのことは、誰の目から見ても、大事だと言うことは
確かですよね。

 

 

でも、なんです。

 

 

今学生や若者と関わっていると、その中にはこの
「社会人基礎力」を学ぶ前に、社会人としてのもっと
基本的な人生や生きる考え方を身に付ける必要性を
感じることが多くあります。

 

 

そんな学生のことを考えていたら、
実は私たち大人にも言えることなんです。

 

 

それだけ、私たちは多くいつも決まり切った社会の
狭い世界観で、生きていることが本当に多いのです。

 

 

そこで、今回私が提唱したいお話が、
『幸せな生き方を続けるための、新社会人基礎力』です。

 

 

簡単に言うと、具体的思考の「社会人基礎力」の前の段階に
学ぶ、抽象的思考を使った「社会人基礎力」です。

 

 

では、さっそくその本題に入っていきたいと思います。

 

 

 

 

“努力すれば、人は必ず報われる”と言う言葉があります。

 

 

この言葉を聞いて、どう思われますか?

 

 

この言葉で違和感を覚えやすいのは、
“必ず”とか“絶対”という言葉ではないでしょうか。

 

 

私たちが生きて来た経験の中で、
この“必ず”とか“絶対”と言われて、
けっこう裏切られたことがあったかもしれません。

 

 

そんな言葉を多用する人に限って、
胡散臭く感じたりしたかもしれません。

 

 

そう考えると、この世の中でこの“必ず”とか“絶対”
という言葉は、的確でないのかもしれませんね。

 

 

正確に言うとすれば、
ある事柄に対して、努力すればするほど、
成功する確率が高くなるということです。

 

 

逆に言えば、どんなに努力しても、
失敗する確率が残っていると、言うことができます。

 

 

そう考えると、私たちは生きて来た経験の中で、
成功するためには、努力を続けるしかないと思うんです。

 

 

 

例えば、ラグビーワールドカップ2015で活躍された
五郎丸歩選手や、日本人フィギュアスケートの羽生結選手
などの一流アスリート。

 

 

彼らは100%の力を出そうと、
つね日頃から厳しい練習をして努力していますよね。

 

 

しかし、いくら成功するために努力しても、
現実は100%ということはありえないものです。

 

 

そこには、自分の情況だけでなくて、自分では制御できない
外的な要因も大きく影響してくるからです。

 

 

ですから一流の優秀な選手でも、
ときに不本意な成績に終わることがあるのです。

 

 

彼らは100%の力を振り絞っても、負けるかもしれないと
思っていても、成功の確率を上げるためには、
努力をし続け練習をするしかないわけなんです。

 

 

さて、今日のところはこれで終わりです。

 

 

最後のところで、次回からの話すことを踏まえ、
まとめて理解度チェックをしたいと思います。

 

 

 

ところで、成功する確率を上げるために、
その努力の仕方も間違った方法をしていれば、
どんなに頑張ってもほとんど効果が期待できないものです。

 

 

じゃ成功の確率を上げるためには、
どんな努力をすればいいのかということなんですが、
その基本的な考え方は次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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