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『§自分が自分であることが幸せ』
「第15話:新社会人基礎力の理解度チェック③」

 

 

今回は、前回に続き今までの話の理解度を
設問をつくってチェックの設問5です。

 

 

今回は、ちょっと難しいかもしれません。

 

 

「幸せになるための、社会人基礎力」とは、
私たちが社会で生きる土台のようなもの。

 

 

そこをしっかり意識づけないまま方法論に頼ることは、
社会の仕組みの中で自らを生きにくくさせる原因を作る。

 

 

私たちはなにかを判断するにも、その基準となるものが必要。
それが考える原動力となり、より自らを高めようとする。

 

 

はじめて訪問された方は、話の趣旨を理解するためにも、
こちらから先にお読みください。↓ ↓

 

 

「幸せになるための、新社会人基礎力①」へ

 

 

 

さて、まず人生や生き方の答えは、個人によって様々です。

 

 

どの方法が正しいということはありませんが、
ここでは、今までのお話に則した考えでお答えください。

 

 

設問5.

 

「努力する者は必ず報われる。この諺は正しいですか?」

 

 

①はい
②いいえ
③どちらかと言えば正しい
④どちらとも言えない

 

 

さらに、それを選んだ理由を、あなたなりのわかりやすい
例をあげてお話しください。(または800字以内で)

 

 

今日はここまでです。

 

設問5.はその理由、例をあげてが、
少し難しいと思われたかもしれません。

 

 

でも、新卒採用の面接や小論文テストなどで、
この手のことが問われることは十分にあり得る設問。

 

 

では、解答と解説です。

 

 

設問5.の答え:②いいえが、模範解答です。

 

 

この設問の意図は、社会に出た時の考え方の理解度を、
さらに自らの経験を踏まえて、日頃どのように考えているのか、
また論理的に考える力があるかの設問です。

 

 

具体的な体験を語ることで、物事への取り組み方や価値観などがわかり、
職業観や社会性を測ることができます。

 

 

ポイントは、生きて行く中で“必ず”とか”絶対“と言うのは、
なかなかないもので、それがゆえに、成功の確率を高めていくためには、
努力し続けるしかない。

 

 

あれだけ努力しているオリンピック選手でさえ、
不本意な成績に終わることがあると言う事でしたね。

 

 

だから、困難なことに出くわしてもすぐに諦めるのではなく、
工夫したり正しいやり方を教えてもらいながら、努力し続ける考え方を
身につけて置くことが大事になってくるのです。

 

 

若者の傾向として、今まで生きて来た中での自発的な体験が
乏しく、また人との関わりの経験が少なくなっています。

 

 

そうなると、チームや組織の中で自分と人との関わり方や
人との距離感がわからず、どうしても受身的な発想や態度に
なってしまい、対人関係を難しくしてしまうのです。

 

 

最後にその理由の解答例を下記にあげておきます。

 

 

「②いいえ。『努力する者は必ず報われる。』という諺は、正しくないと思います。私は高校生の時、志望校を目指して勉強をしていました。運動系のクラブと勉強を両立しながら、毎日夜遅くまで勉強をしていました。クラブでも練習は嘘をつかないと言われ、厳しい練習にも耐えてきました。勉強も努力すれば必ず報われると信じてやってきました。しかし、実際の受験では志望校は不合格となり、辛うじて最後の滑り止めのところに合格しました。
力不足と言えばそれまでですが、必ず報われるとは言えないと思います。

 

 

 しかし、努力の積み重ねをすることで、自分の中で成長できたことがあったのは確かです。クラブでの厳しい練習は、自分の技術を向上する助けになりました。はじめは、なぜこんなしんどい練習をしなければならないのかと日々悶々としていました。それがある時、その練習の成果が出だしたときには、努力し続けてよかったと心の底から思えた瞬間でした。オリンピック選手でも100%の実力を出しても、負けることがある話を聞いて、それでも練習をし続けることしか答えがないという話には、私自身も共感を覚えるところがあります。

 

 

 努力しても必ずしも報われないからと言って、努力をしないでいいというわけではないと思います。やはり日々の努力の積み重ねがあってこそわかることもあります。また、自分が努力したことで結果がでなくても、その日々の努力の積み重ねから自分が得られるたくさんのものがあると言えます。自信もそうです。自分がこれだけやったと自分を肯定することができる度合だけ自信にもつながり、自分自身も成長していくことができるのだと思います。

 

 

 何かを成し遂げるためには努力が必要です。その成功の確率を上げるためにも、日々努力し続けることが大切だと思います。これからもこの気持ちを忘れず、自分に納得のいく人生を歩み続けたいです。」

 

 

次回は、設問6. 寓話を使った文章問題へと続きます。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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