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『§自分が自分であることが幸せ』
「第30話:スイカの種売りに激怒する俳優Mから学ぶ人間関係①」

 

スイカ

 

 

 

 

 

 

今回のお話は、

 

2007年と2011年スペシャル番組として復活した
「世界ウルルン滞在記みんな元気に!復活スペシャル」で
放送された“カンボジア・地雷原に暮らす家族に…
向井理が再び出会えた”でのエピソードを、この4月の
NHKの朝いちにゲスト出演したときのものです。

 

 

2007年デビュー間もない向井さんは、明治大学農学部
卒業の知識と経験を活かしたいとカンボジアで畑作り
を手伝う旅に出かけました。

 

 

そのとき農業で生計を立てている地雷を撤去しながら畑を
つくっているホームステイ先のお父さんビン・ティアさんと出会いました。

 

 

その畑にマンゴーの木を植え、別れ際お父さんと
「マンゴーが実る頃、戻ってくる」と約束を交わし、
その想いを胸に2010年12月にカンボジアを再訪したのでした。

 

 

マンゴーは着実に育ち、実を実らせていました。

 

 

向井さんはお父さんへのお礼として、
新たに作物を栽培するため一緒に町へ出かけたのでした。

 

 

そして、向井さんはスイカの種を売っている男性に
話しかけたのでした。

 

 

「これはなんの種?」
「スイカだよ」
「スイカを育てるにはどうすればいい?」
「知らないね」

 

 

その対応を聞いて、向井さんは激怒したのでした。

 

 

スイカの種売りの男性には、
なぜ激怒したのか見当もつきません。

 

 

そして、向井さんは続けます。

 

「なんでスイカの種を売っている人が、
スイカの育て方を知らないんだ!
農業で暮らす人がどんな思い(命がけ)で
食べ物を作っているのか。スイカの種を売るんだったら、
そこまで責任もってスイカの種を売れ!」

 

 

と、そんなことに興味がないような言い方をした
無責任に思えたスカイの種売りの男性に怒ったのでした。

 

 

この後半の向井さんの言葉は、通訳が訳さなかったので、
スイカの種売りの男性はなにが起こったのかわからない
様子でした。

 

 

 

さて、こんなことって私たちの身近でも、
よくあることかもしれません。

 

 

食事をしに行ったお店でお客が店員に、
文句を言っている光景かもしれません。

 

 

職場で上司や同僚が、また親が子供に、
文句を言っている光景かもしれません。

 

 

そして言われた方は、なんで言われているのか
よくわからないまま聞いているだけだったりします。

 

 

 

ここで私たちが学ぶ人間関係があるとすれば
なんだと思われるでしょうか。

 

 

コミュニケーション不足?

 

 

一言で言えば、その通りかもしれません。

 

 

でも、人間関係はそんな簡単なもんじゃないから、
私たちは人間関係で苦しむのではないでしょうか。

 

 

私はここで、
コミュニケーション不足によるものだとか、

 

 

きちっとお互いの思いを話し合えば、
お互いがいがみ合うようなことにはならないとか、

 

そんなわかりきったことを言うつもりはありません。

 

 

それよりも、なぜお互いが理解し合えない『誤解』を
生むのか、その原因を理解することの方が大切なのです。

 

そのことは次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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