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『§自分が自分であることが幸せ』
「第33話:スイカの種売りに激怒する人間関係の核心(前半)」

 

スイカ

 

 

 

 

 

 

 

前回は、人間関係に『誤解』を生む原因をつくってしまう
お話をしました。

 

 

今回は、どうすればこのようなことにならずに、
人間関係に『誤解』を生まなくて済むのかについて、
お話したいと思います。

 

 

 

プロ野球の話で恐縮ですが、
この春の阪神の金本監督が若手を大胆に
起用することを次のように言っていました。

 

 

「若手を起用することは勇気がいること。
周りから何と言われようと、ある程度目をつぶるし、
期待と我慢の繰り返し」と。

 

 

金本監督が若手に期待し、期待を裏切られても、
なぜある程度目をつぶり、我慢ができるのでしょうか。

 

 

その『真意』はどこにあるのでしょうか。

 

 

それは阪神の今年のスローガンの『超変革』という
目標設定があり、チームに対する動機があるわけです。

 

 

そして、金本監督は今の若手の大胆起用を
「今は勝率よりもどういうチームをつくるかが先」と
明確に『真意』を言っているのです。

 

 

だから金本監督は文句を言う代わりに、
ある程度目をつぶり、我慢することができるのです。

 

 

 

私たちはどうしても、
目の前のことに意識が行きがちになります。

 

 

もしスローガンや目標設定やチームの動機を忘れて、
目の前の勝率が気になってしまっていたら、

 

若手選手への期待が強くなればなるほど、
期待に応えないことに怒っていたかもしれません。

 

 

私たちが持つ『期待』も、これと同じなのです。

 

 

 

向井さんの場合も、この市場にやって来た目的は、
新しい作物を栽培することが家族の幸せにあったと思います。

 

 

もしそこに焦点を当てていれば、
スイカの種売りの男性に育て方を知らないと言われても、
育て方を知る手段を他に探し求めることができたのかも
しれません。

 

 

今回の人間関係の核心は、
人間である以上『期待』を持ちますし、
期待することが悪いことではありません。

 

 

私たちが『期待』するとき、そこにはその『期待』への
目標や動機と言う『真意』があって、

 

 

目の前の行動や振る舞いの結果に『期待』するのでは
ないのです。

 

 

その『期待』の裏側の気持ちに隠れている『真意』を、
忘れないように心掛けることが大切なのです。

 

 

そうすれば不思議と、
相手への話し方も好意的な言い方になっていくのです。

 

 

それが『思いやり』です。

 

 

その『思いやり』が、

 

お互いを理解し合える関係をつくり、
『誤解』を生まない『つながり(関係)』を
創るのです。

 

 

この心のメカニズムを知るだけで、
相手を受止める度量が増して理解もぐっと高まります。

 

 

 

ところで、このように理論立てて理解するよりも、
もっと簡単に人間関係が良好になる方法があります。

 

 

そのことについては、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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