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『§自分が自分であることが幸せ』
「第44話:運を引き寄せる不思議なパワー①」

 

 

前回、就職活動をしていた女子留学生は、
不思議な縁で導かれるように就職のご縁を頂きました。

 

 

このご縁は、彼女が本来持っている価値や魅力を
ありのままに出すことによって運を引き寄せたと
言えます。

 

 

今回は、いったい彼女の中でなにが起こって、
なにがどうなったのかについて、お話したいと
思います。

 

 

 

はじめて私と会ったときの彼女は、緊張もあってか
真面目で融通の利かない固い印象を受けました。

 

 

さらに真面目がゆえに、一つひとつ納得できないと、
前に進めないような感じでした。

 

 

私は、面接でも極度に緊張して顔が強張って、
余裕の無い固いこの雰囲気を持って、
私と今面談している感じでのままだと思いました。

 

 

そこで私は、彼女が面接で緊張すると言ったことを、
少し誇張しながら引きつり笑いを入れて演じてみました。

 

 

すると、よっぽど私の顔が変だったのか、
強張っていた彼女の表情は笑いを堪える顔になり、
私が笑うと堰を切ったように彼女は笑い出しました。

 

 

その笑いは彼女の笑いのツボに入ったのか、
涙を流しながら笑い転げないように必死でした。

 

 

私もつられて大笑いをしたのですが、
笑い終わると二人の空間は、とても目の前の空気が
澄んでいるかのような印象を受けました。

 

 

そして彼女の顔の表情からは、
とても笑顔のかわいらしい、ひょうきんでおちゃめな
女性に変身していました。

 

 

私は、これが仲のいい信頼のおける友達とかに見せる
あるがままの顔だと思いました。

 

 

 

まず、大切な一つに“笑い”です。

 

大きな笑いであるほど、感情が解放されます。

 

 

ここで例えると、人は大切な面接に挑もうとすると、
緊張し、より自分を相手によく見せようと、言ってみれば
恥を掻かないように取り繕うとします。

 

 

それは自分自身の良さを出すというより、
相手にどう思ってもらえるか作った自分を演じます。

 

 

その演じる動機はというと、自分の中の不安です。

 

 

このような場面では、自分をより評価してもらいたいと
思うだけ、その不安は増大し、その不安のための対処療法
に力を注ぐようになってしまいます。

 

 

彼女の場合、粗相のない自分に元々持っている
生真面目で固い印象を与えることが重なり、
言葉に自分の気持ちが乗らない淡々とした話に聞こえた
ようでした。

 

 

彼女は私が、
「あ、そんないい魅力的な自分を隠してたね」と言うと、
「そんな自分出したら落ちますよ」と言った言葉が、
それを裏付けていました。

 

 

そうなんです。彼女は控えめで礼儀正しい人なのです。
その役割が板に付き過ぎて、しかも年上の人となると、
その役割が強く出てしまうのです。

 

 

なぜなら、そうすることが「自分が自分であることが
受入れられ認められる」と、様々な過去の経験で、
自分自身の存在意義になっているからです。

 

 
まず私は笑いによって、彼女の持っている不安を
解放することに成功し、彼女の持っている本来の
自分らしい魅力的な姿になってもらいました。

 

 

言ってみれば、この猛暑日に紺のスーツに身を包んで
背筋を伸ばしていた状態から、仲のいい女友達とラフに
会うカジュアルな服装に衣替えしてもらった感じです。

 

 

 

さて、信頼関係も築けたところから、
まだまだ解放された感情は気分のいいままの状態で、

 

ここから思考(マインド)という顕在意識で理解し、
そこから潜在意識という自分の中の心に自分の魅力を
再発見し落とし込んで行きます。

 

 

そのことについては、次回にお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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