「主体的に生きる視点とは」
◇Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代◇
“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。
「これからは、『やる気にさせる必要はない!』のです。
これからは、『やる気を持たせる』ことが大事なのです」
前回、「主体的に生きる」ことを阻む思考体系があり、
「視点」と「観点」の言葉の使い方を混同しているという
お話をしました。
そこで今回は、これからの時代を生きていくためには、
「主体的に生きる視点に立って」と、「主体的に生きる観点に立って」
との違いについて、お話したいと思います。
さて、みなさんは、 『その視点に立って』、
『その観点に立って』のどちらを選ばれたでしょうか。
まず、「視点」の視るは、まっすぐ目を向けてみる、
一点を集中して見るという意味。
一方「観点」の 観るは、多くを並べてみくらべる、
広く見渡すという意味です。
例えば、「視点を変える」という場合、
「こっちから見れば、こう考えられるが、発想を転換すると、
異なる考え方もできる」、一点という方向の意味で使うと思います。
一方、「観点を変える」といった場合、視点と同じ意味合いを持ち
つつも、単なる方向だけではなく、「考える次元や、そもそもの思考
の基盤をかえる」という意味が加わってきます。
このように考えると、「主体的に生きる視点に立つ」は、
「単に主体的にものごとを見ることが大切なんだな」と。
一方、「主体的に生きる観点に立つ」は、「主体的に生きるには、
どのような見方や考え方をするかが大切なんだな」と、なります。
同じ「主体的に生きることが大切」だと思っても、前者と後者とでは、
生きる結果が違ってくることが、おわかりになると思います。
単に考える方向を変えて見る場合には、「視点」でいいのですが、
「主体的に生きる」となると、「考える次元や、そもそもの思考の
基盤を変える」という意味を理解することが大事になってくるのです。
したがって、これからの時代は、「主体的に生きる視点だけでなく、
観点に立ってものごとを考えいく」必要があるのです。
でも、多く私たちは、「視点を変える」ことは比較的できても、
この「考える」ことが、面倒で苦手に思ってしまう傾向があるようです。
それだけ多く私たちは、日々の多忙さからストレスを感じて
生きているせいで「主体的に」なれないのか、受身的な思考体系
に慣れ親しんでしまっていせいで、「主体的に」なれないのかも
しれません。
ところで、この「主体的」である「主体性」は、
どんなものなのでしょうか。
そして、「主体性」と、混同する「自主性」との違いを、
みなさんは説明できるでしょうか。
「主体性」と思っていても、実は、「自主性」だったと
思っていることが、多くあるようです。
次回は、この「主体性」と「自主性」との違いについて、
お話したいと思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
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