20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第26話:わかっていても、不安が勝ってしまう理由②」

 

 

今回は、前回からの続きで、二つ目の「かえって子供を甘やかしてしまうのでは」について、お話したいと思います。

 

 

「子供が育つ12の魔法の言葉」のようにするのは、いいとわかっているにも関わらず、「かえって子供を甘やかしてしまうのでは」と思ってしまう理由は何なのでしょうか。

 

 

多く隠れている心の理由は、
「子供は厳しく育てるもの」と言う声です。

 

 

このような人の傾向として、
褒められたことが少ない人に多いようです。

 

 

 

もう少し深く心の声を聞いていくと、優しくしすぎると、調子に乗って言うことを聞かなくなるとか、困難を乗り越えるだけの我慢することが身に付かないのでは、と不安に思ってしまいます。

 

 

この考えになるのは、昭和40年代以前に生まれた人に、けっこう多いと言われています。

 

 

今のように褒めて育てる発想はなく、スパルタ教育やスパルタ式の指導法など、耐え忍ぶことが美徳であったり、それが豊かさや幸せ、成功につながると信じていた時代でもあったように思います。

 

 

それだけに、褒めて育てる発想は、社会的にも薄く違和感を覚えるのかもしれません。

 

 

 

さらに深く心の声を聞いていくと、「実のところ褒められた経験がなく、どう自分が子供と接していったらいいのかわからない」というのが本音のようです。

 

 

だから、どうしてもネガティブな色眼鏡(視点)でものごとを見てしまい、子供にもその色眼鏡でみてしまうので、あれこれと世話を焼くことが増え、ついつい小言も言ってしまうことが多くなるようです。

 

 

そんな自分を顧みると、いいのはわかるけれども「かえって子供を甘やかしてしまうのでは」と、不安になってしまうのです。

 

 

 

ここでのポイントは、
「まず自分がいい状態を作るために、自己肯定感を高めること」です。

 

 

ここでもそうですが、人に褒められたり感謝されることがあると気分がよくなり、自然と子供の価値を見て褒めたりしているのではないでしょうか。

 

 

次回は、三つ目の「そこまでやらなくても、世間一般に普通に育ってもらえれば」について、お話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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