「親の思考がますます多忙になっている」
親が自己肯定感を高めた心の習慣を創ること。それが子供の豊かな発想力や前向きな考える力、主体性を育む最大の教育になり、子育ての早道。
すなわち、『感謝を笑顔でする心』を親である私たち大人が育むことにある。
キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。
『Ⅹ.子供若者の未来を創る』
「第2話:親の思考がますます多忙になっている」
親が子供と接する環境は、日々時間に追われたような生活に感じ、また、経過よりも結果を求める傾向が強くなってきています。
30年前と比べると、今の時代は親の思考はますます多忙になっている気がします。
30年前(1985年)と言うと、私は高校3年生でした。
私は小学校の先生になりたくて、近くの図書館に通い教育に関する本を読みあさり、小学校の教師をしていた伯母に話を聞きに行っていた頃です。
実はこの冒頭に書いた「親と子供と接する環境は」、その頃読んだ1980年頃に出版された本の中にすでに書いてあった言葉なのです。
今、30年前に書いた手記を見て、自分自身が驚いています。
一体今の世の中は、何がどうなっているのでしょう。
現代、親の思考がますます多忙になっているのは、様々なところで語られています。
その要因でよく言われるのが、あらゆるものの利便性が高まり、世の中が合理性や効率性を求め、その価値観が家庭にも入ってきて生活の一部となり、
また、情報化によって過ごす時間軸やライフスタイルも変わり、さらに技術は進化し、IT技術は、よりスピードを求められるようになってきたと言われています。
それに比例するように、日々生活する親の思考も、ますます時間に追われるように多忙になり、心に癒しを求めるように、「心にゆとり」が持てない時代になってきています。
裏を返せば、社会全体が「心のゆとり」を持てなくなり、その中で親もまた、忙しくストレスを抱えやすい世の中に生きていると言えるのです。
そう思うと、社会に改善や解決方法を望みたくなりますが、いつの時代も社会の動きは遅く、それを待っている間にも、子供は待ったなしで成長していきます。
そのような意味でも、先に親自身が「心のゆとり」を持つ生き方をする方が(取り戻すと言った方がいいかもしれませんが)、親にとっても子供にとっても、これからの社会にとっても大切な時代になったと思うのです。
「心のゆとり」とは、平常心です。
その平常心は、昨年ヒットした「ありのままの♪」に通じ、
それはやはり、「自分らしく生きる」=「親の生き方」に
つながっていくのです。
この「心のゆとり」の持ち方については、後日詳しくお話することにして、
次回は子供の自我の成長について、お話したいと思います。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
***セミナー情報***
『大人の笑顔が子供の夢を育むセミナー』2本立
2015年10月17日(土) 会場 大阪淀屋橋
テーマ1「人生の生き方を知れば子供の就職は心配ない」
テーマ2「生き方を決める! 子育てと仕事、夢を実現させる3つの秘訣」
カテゴリー
- 幸せにくいのないような人生を生きる
- 優花と哲也の愛を育む物語
- まっすぐに生きるのが一番
- 自分が自分であることが幸せ
- 幸せになるための新社会人基礎力
- はじめに(やる気)
- Ⅰ.子育ての悩みはつきないもの
- Ⅱ.子育ては自己肯定感を高めること
- Ⅲ.自己肯定感を育みにくい理由
- Ⅳ.自己肯定感を高める子育て
- V.やる気にさせる必要はない!
- Ⅵ.これからはやる気を持たせる時代
- Ⅶ.子供にやる気の方法(基礎編)
- Ⅷ.子供にやる気の方法(体験談編)
- Ⅸ.就職しないできない若者
- Ⅹ.子供・若者の未来を創る
- 50代からの自分らしく輝く方法
- ありがとうの効果秘訣
- ありがとう10か条
- セミナー・ワークショップ開催報告
- メソッド物語序編
- メソッド物語本編
- メソッド物語実践編
- 今を生きる4つの心の法則
- 気づきの宝箱
- 奇跡の婚活物語
- 奇跡の婚活物語の手記
- 徒然思うままに
- 観念が創り出す心の罠
- 理想のパートナー観念の罠
- 心で気づく心のメカニズム
- 心のセラピー物語Ⅰ
- 心のセラピー物語Ⅱ
- 心のセラピー物語Ⅲ
- チャンスはどこにでもある
- 出逢ってくれてありがとう
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