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◆心の底から自分らしく生きるメソッド(本編)◆

~私、自分らしく人生を生きます~

 

§ メソッドの誕生秘話④

 

 

前回、私のスピリチャルな体験が、私の家族に奇跡のようなつながりをもたらしてくれたお話しました。今回は、そんな素晴らしい体験をした反面、精神性と物質性の矛盾を抱えて、苦しんだお話をしたいと思います。

 

それが、この精神性の現実と物質性の現実の矛盾を埋めるべく、「どう自分らしく生きるか」というこのメソッドの誕生のきっかけになったのです。

 

この頃の私は大学の事務職員として働いていたのですが、私がこのスピリチャルな体験をしてから職場に行くと、私の変化になにか気づいたようでした。

聞かれると言葉を選びながらセミナーに参加した話をすると、やはりみんなが口を揃えて言う言葉は「へんな宗教に騙されているのでは?」と、以前のオカルトな集団事件を引き合いに出す人もいるほどでした。

 

もし私がこの話を、聖職者である、牧師や神父、僧侶であったなら、特に問題のない話だと思ったのですが、この2004年頃は、聖職者でない公的機関の肩書のない人が、そのようなことを話すことは、まだまだ「へんな宗教にはまっている人」だったのです。

 

私はこのとき、とても素晴らしいスピリチャルな体験をして、その価値観を共有できる仲間といるときは、本当にらくで生きられるのに、日常の生活に戻ると、この感じや考え方、価値観が受け入れられない現実があり、それは正直この現実での生きにくさを覚えました。

 

そして、この現実で生きるためには、自分が変人扱いされないように、そう誤解されないように、自分を抑えていかないといけないと、自分自身よりも世の中に合わすことを私は選択していくのでした。

 

自分が生きる分にはとても楽で楽しい日々が送れ、また、自分の考えで、権限でできる業務については力を発揮していきました。

 

それは、なによりも自分が主体となって、すべては自分が創り出している現実だと、責任を取る仕事のスタイルに変わっていき、そこに創造性や直観力、交渉力、人間関係も上手くなり、ものごとが本当に自分の思うように進みました。

その結果、大きな成果を出すことにもなり、2007年の春の人事では、異例の二階級昇進の最年少管理職となったのです。

 

しかし、ここからが社会のしがらみと言うのか、業務環境が180度変わり、精神性の現実の生き方と、物質性の現実の生き方とのはざまで苦しむ体験へとなっていったのでした。

 

 

管理職になると、業務の会議以外にも、重要な会議への参加を求められ、仕事量が膨大に増えました。悪いことにそこには、建設的で生産的なものがなく、組織の疲弊した現実がありました。そして、すべてが後手ごての仕事に追われ、それをこなすことが目的となっていきました。

 

それは、自分一人や一部の力ではどうすることもできない、疲弊した組織と既得権益の厚い壁に阻まれ、日に日に疲労感から疲弊感に変わっていきました。(ドラマ半沢直樹のようにはなれなかったわけです)

 

その頃には、心に向きあう余裕もなくなって、すっかり心と思考のバランスは崩れ、思考でものごとを考えるようなり、いつしか同僚との愚痴も増えていました。でも、独りになるとスピリチャルな体験の記憶は残っているだけに、この現実との葛藤に苦しみました。

 

それはまるで、とても景色のいい渓谷でカヌー乗りをしていたところに、上流のダムから放流された濁流に一気に飲み込まれたかのように、自分自身をコントロールできなくなり、頭では心静かに冷静になってと思っても、現実は今この状況にどう対応して生きるかと、そう思いながら流され続けているような感じになっていたのでした。

 

 

そして、私はあるとき思ったのです。

「情況は違えども、男女関係なくこの疲労感や疲弊感は、私だけでなく多くの人が、なにかしら同じように苦しんでいるのではないか。じゃどうすればいいのか。何が問題なのだ。どうすれば…」と。

 

私は心の葛藤とさらに、

「自分が体験したこの精神性の現実と、物質性の現実をどうしたら上手く生きられるのか。意識が落ちてから精神性を高めようとして、セミナーやワークショップに参加しても、なんでそのいい状態が長く続かないのか。

 

私が波に乗っていた頃というのは、まさに地に足がついた自分軸がぶれない感じだった。あの状態になるためにはどうすればいいのか。それを持続させていくには。答えはシンプルで、なにかあたりまのことの中に答えがあるのでは…」と試行錯誤を繰り返したのでした。

 

そして、ようやく腑に落ちる答えに辿り着くことができ、そのお話は、明日にご紹介したいと思います。

 

つづく

次回は、明日9月23日(月)「メソッドの誕生秘話⑤」を。

 

最後までお読みいただき、心より感謝いたします。 ありがとうございます。

 

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