子供と共に成長するありがとう(前半)
“心の底から自分らしく生きるメソッド”
『ありがとうの効果と秘訣』 (ありがとうの達人の心のあり方)
前回は、『「ありがとう」がこれからのビジネススタイルを変える』という
テーマで、内発的動機づけからの能動的で自律的なビジネススタイル(意識)
に変わるというお話しました。
今回は、「否定からの条件付け」の思考パターンでよく陥るネガティブな観念
の最後として、「子育て」の観点から思考の罠に気づき、どう子供と共に
成長していくかのお話をしたいと思います。
私は、子育て世代の親御さんと、
お話をさせて頂いて必ず言う言葉があります。
「子育てに正解なんてありませんから、子供のためにもっとこうしてあげたら
よかったって、自分を責めないでくださいね。みんなそんなことを思いながら
も試行錯誤の連続の毎日ですから。
それよりも、体調が悪いときでも休まずに、子供にために献身的に頑張ってる
それだけでも、私はすごいと思いますよ」と。
私が、親御さんとお子さんとの関わりでお会いしたとき、多く親御さんの方が
まいってしまっていることがあります。
なぜまいってしまうかというと、子育ては休みのない日々新たなことの挑戦の
連続であり、そして、それだけお子さんのことを愛おしく思っているからこそ、毎瞬のように一生懸命考えてしまうからです。
その親御さんの一生懸命さは、必ずお子さんに伝わっています。いつも完璧で
なくても、子供は親にしてもらったことは心に伝わっているものです。
例え子供に怒るようなことがあっても、子供は親を嫌いにはなれないのです。
さて、とはいうものの子供の成長に伴って自我も芽生え行動範囲も
広がってくると、親のすることも増えて同時に心配事も増えてきます。
そんなとき、子供が言うことを聞かないと、イライラが増してきて、
怒りへとつながっていったりします。
なぜ怒ってしまうのでしょうか。
それは、子供が言うことを聞かないから怒るのではなく、
心の中にある自分の心配事の不安が、そうさせてしまいます。
私たちは、子供だけでなく怒ると嫌な感じが残ります。
それは、どこかで自分の不安からくるイライラや腹立たしい感情を相手に
ぶつけたと知っているからです。
だから、罪の意識を覚えて嫌な感じが残るのです。
多くそなときの心にある観念は、
「~すれば、子供にとって最善だ」
「親として、~しなければならない」 といったものがあります。
「親として常識、当然のことじゃない」と思われるかもしれませんが、
今まで読んで来ておわかりだと思いますが、そこには否定の条件付けの
考え方があるのです。
「~すれば」「~しなければならない」「~するのが当然」という考えは、
義務感や役割を生み、言うことを聞かないと言うことを聞かせるために
相手をコントロールしようとするのです。
そしてそれらの隠れた観念には、
「~してあげれないと、子供にとって不幸だ」
「親として、してあげない私はいい親ではない」と、
潜在意識(心の奥底)で思っているから、そうしてしまうのです。
この思考パターンは、多くの誰もがします。
それは、今まで受け継がれ時代が作り出してきた観念だから、
そう思い込んだり、それが当然だと思ってきたのです。
そして、この社会全体もそんなネガティブな観念でできているのです。
そのことは、私たちの日常生活がネガティブなことに影響しやすくなり、
うまく気分転換できないと心に余裕がなくなり、その結果ストレスを
溜めやすくなる裏返しでもあるのです。
まだインターネットが発達してなくて、専門書以外の子育てや心に関する
書籍が少ない約15年前などは、周りを見回しても、まだまだそれが当たり前
でした。私たちの多くは、辛く苦しくてもそういうものだと思い聞かせていた
時代だったのです。
心の問題を専門的なカウンセラーなどに相談するのは、まだまだ抵抗があり、
医療機関は精神科が主流で、心療クリニックや心療内科も病気の人が行くよう
な時代だったのです。
それが、昨今は役に立つ情報が簡単に手に入る時代になり、
また人から人へと、身近にうまく子育てや人生を生きている人と
触れ合う機会が急速に増えてきたのです。
これは、なにを意味するのでしょうか。
それは、時代が急速かつ確実に変わって来たということであり、
今までのネガティブな思考パターンから、ポジティブな波動を高めた
思考パターンへと変わる時代を意味しています。
簡単に言いますと、
今までの「どうやって生きるか」の発想から、
「どう生きるか」の発想へと意識を変えていく生き方を
世の中はし出しているのです。
そうなるための方法は、たくさんあると思います。
その最もシンプルで誰にでもできる方法が、何度も言ってきている
「ありがとう」を習慣化させて、ポジティブな波動を高めた生き方を
すること、それがその思考パターンになるのです。
「ありがとう」を続けて習慣化させていくと、
必ずネガティブなことに影響することが減っていきます。
子育てにも、パートナーに対してもイライラなども減っていきます。
ちょうど、先月の1月30日に『「ありがとう」をやり続けて2週間』
という題でアップした知人の奥さんに、この2月23日に知人と一緒に
会い、話を伺うことができました。
そこで次回は、「子供と共に成長するありがとう(後半)」の前に、
あれから約3週間が経って、この「ありがとう」を続けた効果が、
どう小学生の子供や夫に影響を与えたかについての体験談をお話したい
と思います。
次回は、子育ての「ありがとう」の効果の体験談
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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