“心の底から自分らしく生きるメソッド”

『ありがとうの効果と秘訣』 (ありがとうの達人の心のあり方)

 

 

 

「ありがとうの効果と秘訣」は、あなたの人生を変えます。
そういう思いで、綴ってきました。

 

 

前回は、「理想のパートナーができにくいわけ」を。
前々前回は、「理想のパートナーシップの築き方」のお話をしてきました。

 

 

今回は、ビジネスの観点からも同じことが言えますので、
『「ありがとう」がこれからのビジネススタイルを変える』という
テーマでお話していきたいと思います。

 

 

まず、今までお話してきた考え方のパターンのおさらいも兼ねて、
お話したいと思います。

 

 

ビジネスにおいても、私たちの多くは次のように考えがちになります。

 

 

「どうすれば、喜んでもらえるこの商品が売れるのだろう」 と、
「~すれば」という方法論に価値の優先度が高くなってしまいます。

 

 

言うまでもなく、「喜んでもらえるこの商品を売るためには、
どうすればいいのだろう」と、「喜んでもらえる」ことに価値の
優先度が高くなるはずなのです。

 

 

なぜなら、この考え方は、会社(仕事)の『理念』に直結するからです。
『理念』は、会社(仕事)の哲学をなすものであり、会社(仕事)の
『芯』になる考えだからです。

 

 

 

昨年の6月17日に、現代マーケティングの第一人者である
フィリプ・コトラー氏が、東京ビッグサイトで
「コトラー・カンファレンス 2013」(主催:日本マーケティング協会、
日本マーケティング学会、ネスレ日本株式会社)の講演で、
http://markezine.jp/article/detail/17989より抜粋)

 

 

******

 

 

コトラー氏は、「日本の会社は問題の解決策はいいものをつくること、
それで勝てると言いがちですが、そうではありません。
やはりカスタマーについて考えるべきです」と言う。

 

 

企業が提供する商品・サービスは顧客の満足、喜びにつながる
ものでなければならない。ブランドをしっかり確立すること。
目的が明確なマーケティングを行い、世界にどのような違いを
もたらしたいのかをはっきりさせること。

 

 

単にお金をかせぐだけでなく、人間の生活、喜びにどう貢献できるのか
を考えること。より高い目的、視点が必要だと語った。

 

 

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これは、私が言うまでもなく「(お客様に)喜んでもらえる」という
『理念』に立ち返って、仕事を組み立てるということです。

 

 

しかし、現実の多くは、頭では理解しているけれども、
目の前の仕事や利益に対すると、「どうすれば、~できるか」と、
「どうすれば」「こうすれば、うまくいく」というやり方に価値が
行ってしまいます。

 

 

つまり、同じ仕事をしていても、
「~すれば」というやり方に価値・目的が行き、
「喜んでもらえる」には価値や目的が行かなくなるのです。

 

 

さらにこのことは、「~すれば」は、はじめこそ期待という
モチベーションになりますが、時間が経つにつれ義務役割になってしまい、
ストレスや疲弊感を生むことにもなるのです。

 

 

これを作り出すのが心の観念なのですが、「~すれば、~できる」の
隠れた観念は「~できなければ、~できない」といった否定からの
条件付けを生み、これは私たちの多くが潜在意識に持つ習慣化された
思考パターンなのです。

 

 

その観念からなる動機づけは、多く内発的動機づけという
「自分がやりたいからやる・そうしたいからやる」という内からの
動機付けではなく、外発的動機づけという自分の外である、
売上や給料や上司の顔色といった、いつしか「(お客様に)喜んでもらえる」
考えが欠如していってしまうのです。

 

 

その観念は、仕事のモチベーションを上げるような研修やセミナーを受講して
実践・実行に結びつきにくく、多くは一時的にはポジティブな思考パターンに
はなりますが、日々のネガティブなことに影響された度合だけ、その不安を
解消するために、また慣れ親しんだネガティブな観念の思考パターンに戻って
しまうのです。

 

 

これが、なかなか意識改革が進まない、心のメカニズムなのです。

 

 

では、どうすればいいのでしょうか。
その解決策は、私たちが習慣化したネガティブな観念からの思考パターンを
ポジティブな波動の高い思考パターンに変わることなのです。

 

 

その最もシンプルで誰にでもできる方法が、何度も言ってきている
「ありがとう」を習慣化させて、ポジティブな波動を高めた生き方を
すること、それが思考パターンになるのです。

 

 

会社の経営者が、このポジティブな波動の高い思考パターンを持つと、
その波動が従業員にも浸透していって会社の組織を活性かさせていき、
それが組織文化を作ります。

 

 

そして、その組織文化の意識が会社のブランディングにもつながっていき、
フィリプ・コトラー氏が言う「お客様から喜んでもらえる」マーケティング力
にもなるのです。 (マーケティングの概念にはブランディングも含まれている)

 

 

その結果、「お客様に喜んでもらえるこの商品を売るためには、
どうすればいいのだろう」という「喜んでもらえる」に価値を置いた、
「自分がやりたいからやる・そうしたいからやる」という、
内発的動機づけからの能動的で自律的なビジネススタイル(意識)に
変わるのです。

 

 

私たちの多くは、外発的動機づけの思考で生きてきた時代背景が
あったのですが、これからはビジネスに限らず、ようやくこの考え方が、
これからの時代の主流になってきたのです。

 

 

なぜなら、「自分らしく生きる」ためには、この内発的動機づけの
発想なくして実現できないからなのです。

 

 

次回は、「否定からの条件付け」の思考パターンでよく陥るネガティブな
観念の最後として、「子育て」の観点からお話したいと思います。

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

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