前回、若者が面接でもカッコウのいいセリフもさらりと言ってのけられる
人が多いけれども、それを本心、心の底からそう言えないことが多いとい
うお話をしました。

 

 

今回は、その考えられる二つの原因をお話したいと思います。

 

 

その原因の一つは、伝えたい情報量を詰め込み過ぎて、具体的なことが
伝わらず表面的な言葉になってしまっていることです。

 

 

これは、問題点が明らかですので、たくさんの情報から伝えたい情報を
絞って具体的に掘り下げることで解決できます。

 

 

もう一つの原因、ここが苦戦をしいられるところ、自分がそう思った
言葉の根拠を自分の言葉で語れないことです。

 

 

その理由は、綺麗でカッコウのいい言葉でものごとを語ろうとする
ことです。

 

 

わかりやすく言うと、あることを説明するのに、専門的な言葉や難しい
言葉で説明しようとしてしまい、言っていることはとてもわかるけれど
も、聞き手の心に響かないのです。

 

 

そうなると、聞き手は「本当にそう思っているの?」と、思てって
しまうわけです。

 

 

つまり、説明することに思考が慣れてしまっているのです。

 

 

されにここが大きな理由なのですが、そう思った言葉の根拠を、
自分の体験から具体的に話すことができないのです。

 

 

正直、多くは短時間の面接のよう場での話し方に慣れていないですから、
その体験を思い出すまでに時間が掛ります。

 

 

しかし、ここ何年かの若者の傾向として、確かにその言葉を体験として
知っているのですが、その過去の体験を思い出して、イメージするとい
う想像力が低下しているのです。

 

 

だから、言語化することができないのです。

 

 

もっと正確に言いますと、過去の体験の出来事は思い出せても、
そのときの気持ち思いを表現、語れないのです。

 

 

例えばこんな感じです。

 

 

同世代の若者が集まって、小学生の頃流行ったテレビ番組の話しで
盛り上がったときに、

 

 

あのときのテレビ番組を思い出しても、その場面の印象に残った話を
語れず、ただ「あったあった」としか同調できない感じです。

 

 

友達に「なに覚えてる?(どんな場面思い出がある?)」と聞かれ
ても、答えられない感じです。

 

 

まだまだ柔軟な頭(思考)をしている世代なのに、このことは
とても危機感を覚えます。

 

 

そのことは、仕事などでのコミュニケーションはとれたとしても、
それ以外のプライベートでのコミュニケーションが取りづらくなって
いきます。

 

 

そうなると、どうなるでしょうか。

 

 

人と積極的に関わることをしない生活を作ることとなり、
感情に負担が働くような関わりはめんどうで煩わしくなるという、
人と深く関わることを極端に嫌ってくるのです。

 

 

なぜ、そのようなことが起こって来るのでしょうか。

 

 

それについては、次回にお話したいと思います。

 

 

お読みいただきありがとうございます。
 

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