20140414やる気

 

 

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して
物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第18話:「運動会なんて大嫌い!」

 

 

かけっこで一番遅くなった女の子。昼食の時間になって、
どこにいくこともできない心境の中、女の子は両親やおじい
ちゃんおばあちゃんのいるシートのところにやってきた。

 

 

出迎えた元気のない女の子を気遣ういくつかの同情と人ごとの
ような大人の声は、女の子を複雑な心境にさせ、無情にも大人
の言葉はなに一つ心に届かなかった。

 

 

女の子は、ただ早く家に帰って、一人になりたかった。
そんなことがゆるされることもなく、ただひたすら時間が
過ぎるのを待つしかなかった。

 

 

ようやく解放された運動会。赤が勝ったのか、
白が勝ったのか女の子にはそんなことはどうでもよかった。

 

 

家に帰ると、さっそくお父さんが撮った運動会のビデオ上映会がはじまった。

 

 

自分が一番遅かった結果がわかっているにも関わらず、
今見てきた運動会のビデオをまた観れる大人の脳みそが、
女の子には理解できなかった。

 

 

そんなビデオを一緒に観ようと言われても、
自分の無様な結果に塩を塗るようなものは、
断じて見ることはできなかった。

 

 

小学校に上がると自室をもらった部屋に引きこもった女の子は、
お気に入りのくまのぬいぐるみに顔を埋め、叫んだのだった。

 

 

『運動会なんて大嫌い!!』

 

 

それを機に、それまで活発だった女の子は消極的になっていった。
だれもこのことが原因だと思う人は、家族も誰一人いなかったし、
想像にも及ばないことだった。

 

 

女の子にとって、これからあと5年もある運動会を思うと、
今から憂鬱な気持ちになっていった。それから女の子がどうなって
いったかは、次回につづくのでした。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の 詳しいやり方は
ここをクリックしてください。

 

 

 

 

 

 

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