20140414やる気

 “こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、 『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』 心理学的な解説
も加えた、その場限りの方法論ではなく、 日々のプロセスを重視して物語
にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第19話:「不登校になる女の子」

 

 

女の子にとって、これからあと5年もある運動会を思うと
憂鬱な気持ちになった。そして、体育は嫌いな科目になっていった。

 

 

それでも小学校4年生ぐらいまでは運動会のシーズンを除けば
なんとか学校に行けた。かけっこは万年一番最後が定位置となっていた。

 

 

自我が強くなり大人びる5年生の頃になると、自己主張することを覚え、
運動会が近づくと体調の不調を訴え、体育の時間は見学することが多くなった。

 

 

この5年間は、すっかり自信をなくしたように消極的になり、
友達も作らず家にいることも多くなって、架空のファンタジーの
世界が自分の居場所となっていった。

 

 

過食気味に食べるお菓子の量は成長するにつれ増え、
食事時の空腹感を味わうことのない生活が当たり前となり、
気がついたときにはランドセルが小さく背負えなくなるまでになっていた。

 

 

同時に小学生でありながら、中学生に間違われることが増え、
それは童心である乙女心には大きく堪えていった。

 

 

そのことも加わりだんだんと女の子は、
小学校にいく意味さえも疑わせるものとなった。

 

 

成績も下がり女の子を心配する母親が塾に通わそうとする度に、
女の子はことごとく拒み、岩戸の洞穴に隠れるかのように部屋に
引きこもっていったのだった。

 

 

小学校の間は、なんとか学校には行ったものの、
中学校に上がると小学校とは環境が変わったこともあったのか、
朝起きられずに体調不良を理由に学校を休みがちになっていった。

 

 

毎朝起きられずに体調不良を訴える女の子に、
母親は毎日心配で気が気でなかった。

 

 

女の子の生活バランスは、いつしか昼夜逆転してしまっていた。
日が昇る頃に就寝して昼過ぎに起きる生活は、女の子以外だれも
気づくことはなかったのだった。

 

 

一つのケースとして、このようなきっかけが引き金となって、
年月の積み重ねの中で不登校になることもあるようです。

 

 

さて、このケース、当時のこのことを振り返った女性は、
次のように胸の内を言ってくれたのでした。

 

 

そのお話は、次回にしたいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の 詳しいやり方は
ここをクリックしてください。  

 

 

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