20140414やる気

“こどものこころアドバイザー(心理セラピスト)”の
前中 光曉(まえなか こうぎょう)です。

 

 

あるお母さんが、
『HappyLuckyMe♪』を言うことによって、
『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻した』
心理学的な解説も加えた、その場限りの方法論ではなく、
日々のプロセスを重視して物語にしたお話です。

 

 

題:『イライラから解放されて、自然な自分を取り戻す』
第42話:コンプレックスからは抜け出せないの?」

 

 

前回、コンプレックスは融けて消えてなくなるのではなく、
『気づき』によってネガティブな感情から中立の状態になって、
以前よりも気にならなくなる、ただそれだけの話、というお話を
しました。

 

 

今回は、それでも多くまた、コンプレックスの感情に陥ってしまう
罠について、そうならないためのお話をしたいと思います。

 

 

「お母さん、コンプレックスが融けて消えてなくならないのは、
おわかりいただけましたか。この話を聞いただけでも、少しは
心が軽くなったんではないですか」

 

「そうですね、コンプレックスは誰もが多かれ少なかれ持ってる
んですよね。なにか聞いて、少しほっとした感じがあります」

 

「そうですか。それはよかった。でね、これで終わりではないんです」

 

「えっ、これでもうコンプレックスが気にならないのかと、
少し安心していたんですけど、違うんですか」

 

「今はこのようなお話をして、意識しているからホッとした
感じでいられますが、これが家に帰ってしばらくすると、
またなぜかもとに戻たようになって、気がつけば、
またコンプレックスの状態に嵌ってしまうんです」

 

「えっ、またもとに戻ってしまうんですか!」

 

だって、消えてなくなるわけではないんですから(笑)」

 

「えっ、じゃあ、どうすれば気にならなくなるんですか」

 

「歯を食い縛って耐え忍ぶことです、というのは冗談です(笑)

 

実は、今お話ししたことは、多く頭でコンプレックスのからくりを
理解しただけなんです。

 

 

でね、それでも根強く居座るコンプレックスがあるんです。
実を言うと、今お話したことは、コンプレックスと思っている
思考である『観念』に、『気づき』を与えただけなんです。

 

 

『観念』とは、『物事に対してもつ考え』という意味ですが、
ここでは、『哲学で、人間が意識の対象についてもつ、主観的な像。
表象。心理学的には、具体的なものがなくても、それについて心に
残る印象』という意味です。(※goo辞書より抜粋)

 

 

『気づき』によって、思考にへばりついていたコンプレックスの
『観念』を、『たいしたことでないんだ』と思えて、気持ちが軽く
なったわけなんです。

 

 

ふつう気分が軽くなると気にならなくなるので、これで解決した、
と思ってしまうもんなんですね。でも、次のステップをしておか
ないと完結しないんです。

 

 

ここが、またなぜかもとに戻ってしまう、コンプレックスから
抜け出せない罠なんです

 

「どうすれば、そうならなくなるんですか。教えてください」

 

 

和尚は、そう言うお母さんが、

 

理由だけを知り、理解した気持ちになって満足しようとしているのか、
それとも自分のコンプレックスに向き合い、もうコンプレックスに陥ら
ないようにしたいのか、

 

お母さんの意識(気持ち)を確かめるようにじっと見つめ、
前者の感じを受けて、そのことについて話をしたのだった。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

『Happy Lucky Me♪』の
詳しいやり方はここをクリックしてください。

 

 

 

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