20140414やる気

 

就職しないできない若者の『未就職予備軍のレジリエンス(回復力)をどう引き出すか?』、キャリアカウンセラー・心理セラピストの観点から、子供や若者よりも、私たち大人に焦点を当てたお話です。

 

 

『Ⅸ.就職しないできない若者』
「第7話:投影の法則の真髄」

 

 

これからの時代を生きていくために、子供や若者を理解するためには、まず私たち大人自身について知ること、この「投影」を理解することが大切になってきます。

 

 

今回は、この「投影」をさらに理解することによって、よりよい人間関係をも築くことのできる、「投影の法則の真髄」についてお話したいと思います。

 

 

さて、今まで「投影」について、3つのお話をしてきました。

 

 

一つ目は、短気な相手を見て、腹立たしく思う自分。二つ目は、お父ちゃんの中に見る嫌な投影を、子供の問題にしてしまう自分。三つ目は、ネガティブな自分の気持ちを埋めあわせるように、相手に世話を焼き過ぎる自分。

 

 

では、そんな自分を変えるには、どうすればいいのでしょうか。自分から相手や周りに映し出した「外の世界」を変えるには、どうすればいいのでしょうか。

 

 

それは、自分自身を変えるしかないのです。

 

 

 

「相手のふり見て、わがふり直せ」という諺にあるように、自分を変えることなのです。

 

 

もう少し具体的に言うと、相手に見た嫌な部分を、「自分の中にもあるんだ」と理解し(気づき)、「まず自分が改めないとね」と認め、「これから気をつけよう、よし!」と、そんな自分自身を『ゆるす』ことなのです。

 

 

この「理解し(気づき)」・「認め(受入れ)」・「ゆるす」は、自分自身を変えるためには、必要不可欠なとても大切なプロセスなのです。

 

 

人と人とが仲直りするとき、人と人が互いに理解し合えるのは、この3つのプロセスを瞬時にやっているからなのです。
さらに、ここが最も重要です。

 

 

自分自身を変える(ゆるす)と、自分が映し出す「外の世界」も変わると言うことです。

 

 

つまり、人生を素晴らしいものにしたければ、人生を素晴らしくするような考え方や行動、振る舞いを、『自分自身がすればいい』のです。

 

 

これが「投影の法則」の真髄なのです。

 

 

次回は、「投影」が引き起こす、人と人、親と子の“絆”についてお話したいと思います。

 

 

いつもお読みいただき、ありがとうございます。

 

 

 

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